JR豊岡駅で、特急コウノトリ号を待っていたら、何やら黄色い電車が入ってきました。。
コウノトリ号といえば↓↓こんな白っぽい、イメージなのですが…
電車がホームに入ってくると、車体の側面には、明智光秀の絵が描かれていました。
どうやらこの電車は、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」でも活躍している「明智光秀」のラッピング電車のようです。
北近畿エリアは、福知山城、黑井城など明智光秀ゆかりの地が多いことからJR西日本が企画したものだそうです。
特急列車「このとり号」「きのさき号」「はしだて号」を対象に「明智光秀ゆかりの地」をPRするラッピング電車が運行されています。
ラッピング列車に使用されているのは、289系4両1編成で、車両には新型コロナウイルス対策として、換気や抗菌加工を行なわれているとのことです。
それではラッピングされているイラストの一部を紹介します。
福知山城は、明智光秀が丹波を平定した後、中世に築かれた土豪の城・横山城を改築したお城です。
この城を居城とし、城下町の整備を行ったとのことです。
兵庫県丹波市の山城「黑井城」の城主である赤井直正。
「丹波の赤鬼」「悪右衛門」と呼ばれた破天荒な武将です。
織田信長が「丹波攻め」を開始した際に、策をめぐらして総大将であった明智光秀を撃退しました。
御霊神社は、福知山市にある明智光秀を祀った神社です。
明智光秀の死後、福知山では天才が相次ぎ「冤罪で非業の死を遂げた光秀の霊魂が祟っている」として光秀が合祀されることになったとのこと。
神社には、「叶石」と呼ばれる願いが叶う石があり、知る人ぞ知るパワースポットになっているそうですよ!
馬に乗った明智光秀と描かれているのは、「細川幽斎」です。
幽斎と光秀は、足利将軍や織田信長に使えた家臣で、苦楽を共にした友人であったそうです。
さらに息子の細川忠興には、光秀の娘である細川ガラシャが嫁いでいます。
「明智藪」は、光秀が由良川の反乱を抑えるために福知山城下に設けた堤防と藪のことです。
光秀は本能寺の変の謀反人として、一般的に良い印象は持たれていない部分もありますが、福知山では明智藪のようにこの地域の基礎を造った名君として、今でも地元民から慕われているとのことです。
その他にもたくさんイラストが描かれていましたが、一部のみ紹介させていただきました。
このラッピング列車は、2021年10月末まで運用される予定とのことです。
明智光秀のことを思いながら乗ってみるのはいかがでしょうか??