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JR播但線「青倉駅」(朝来市)と周辺の見どころ情報

~心地よい 鉄路の揺れに 身を任せ 上り下りの 人生行路~
駅を訪ねて

但馬の駅とその周辺の見どころを併せてご紹介します。第8回はJR播但線「青倉駅」です。
目の神様として知られる青倉神社。駅からは鎮座する山を遠くに見上げ、川を挟んだ道沿いに大きな一の鳥居が立っています。神と仏のおわします郷を訪ねます。
(参考のため、地図を頼りに地名を入れていますが、違っていたら御免なさい。)

青倉駅(朝来市物部)

ガラスで四方を覆われたかわいらしい駅舎が出迎えてくれます。開業は1934年(昭和9年)8月10日。1999年(平成11年)2月に駅舎が改築されました。(参照:Wikipedia)

線路の向こうに、青倉神社が鎮座する(と思われる)山々が連なっています。

青倉駅 上り下り (朝来市物部)

上りの次の駅は新井駅、下りの次の駅は竹田駅です。
駅に線路は一本だけ。播但線では唯一、行違い設備のない棒線構造で上り下りとも同じ線路を通ります。
では、駅からほろほろと散策してみましょう。

高峰寺(朝来市物部)

駅前の県道を右に900mほど進み、山側に左折してしばらくすると、真言宗高峰寺の苔むした階段が見えます。
このお寺様には中井権次一統の彫り物を拝見することができます。中井権次一統とは、江戸時代の中頃から昭和初期にかけて、神社仏閣に数々の彫り物作品を残した名彫物師集団で、現在は11代目が彫刻店を営み、中井権次一統の系譜を受け継いでいます。(参照:YUME TAJIMA HP)

いかがですか?動き出しそうな迫力のある龍です。下の写真は木鼻は一見すると象に見えますが、耳が小さいので獏だと思います。木の年輪が見事な文様をつくり大理石のようにきれいで、すごい!と思います。

石仏様もいらっしゃいます。手を沢山お持ちですので千手観音様でしょうか。戟鞘(げきしょう)-左手上、錫杖(しゃくじょう)-右手上、念珠-右手中、などが見て取れます。すまし顔が愛らしいですね。

八万神社(朝来市物部)

高峰寺から駅に戻る途中に、物部八幡神社があります。高い杉がそびえる階段を上った先に本殿の建物があります。新しめの狛犬がにらみをきかせていますが、吽形の足に敷か敷かれているのは子供の狛犬? なんでやねん!と言っているみたいです。

船之宮古墳(朝来市桑市)

もう一度、駅から県道を左に進み1キロほど行くと、県指定文化財の船之宮古墳があります。この古墳は5世紀後半、約1500年前に築造された前方後円墳で、全長86m、高さ8m、但馬で2番目の規模となっています。写真ではわかりにくいのですが、上が前方部、下が後円部で、周濠の遺構も残っています。
(参照:現地説明看板)

日輪寺(朝来市桑市)

船之宮神社の山手すぐの石垣の上に、真言宗日輪寺があります。白い砂利と青い苔のコントラスタが美しく、非常に落ち着いた雰囲気が漂っています。本尊は如意輪観音で、行基の作と言われる像高80cmの立像は秘仏となっています。
こちらにも県指定文化財があります。それは、、

左側の鰐口で、応永年間(1394~1428年)に作られたとされています。(ええー?そんな貴重なものが、現役でぶら下がっているの?、と思いませんか?)鰐口とは仏殿や社殿の正面の軒先に取り付けられ、鼓面を打ち誓願成就を祈念した仏具です。
右側のお地蔵さまは小首をかしげ、良いお顔をされています。赤い帽子がキュートですね。

但馬六十六地蔵尊 第三十八番(朝来市桑市)

日輪寺の横には、但馬六十六地蔵尊の内、三十八番があります。格子戸のガラスの入っていない升目から中を見ると、金箔に彩色が施された美しいお姿が拝見できました。

青倉神社一の鳥居(朝来市伊由市場)

駅から橋を渡り国道312号に突き当たった所(距離約500m)に、デン!という感じで青倉神社の一の鳥居がそびえています。なかなかの大きさです。

金剛院(朝来市石田)

一の鳥居から700mほど、南東に行った山際に真言宗金剛院があります。山門の天井には迫力のある龍が描かれています。

何といっても素晴らしいのは、市指定文化財の五智如来坐像です。
境内地の中の階段を上がった所にある五智堂内の一杯に、大日如来を中心に五仏が安置されています。製作年代は江戸時代。堂内に上がらせていただいて、思わず、おー、すごいと感嘆いたしました。

こちらには、庫裡持仏堂の本尊である大日如来坐像も市指定文化財になっています。山の地形を生かした伽藍の配置、要所にお祀りされている仏さま方、、。心静かに向き合ってみてはいかがでしょうか。

善隆寺(朝来市納座)

一の鳥居から伊由谷川を遡ること2.4km。かかし祭りが開かれる納座に真言宗善隆寺があります。山門横には但馬で最も古く、市指定文化財に指定されている石灯篭があります。(参照:現地説明看板)
また山門には梵鐘が吊られており、看板には「参鐘(まいりがね)は打て お参りになりましたら、梵鐘をおつきください」「帰鐘(しまいがね)は撞かず お帰りに際には、梵鐘は撞かないものでございます」と書かれていますが、撞くには勇気が要ります。(私はよう撞きませんでした)

裏手には山の法面を活かした庭園が造られており、本堂の脇から拝見しました。

青倉駅の周辺には、神仏に守られた郷が広がります。皆さんもいかがですか?
但馬はいつでも、旅人を迎えてくれます。

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