※不要不急の外出自粛が要請されています。ブログの写真でお楽しみください。
但馬の駅とその周辺の見どころを併せてご紹介します。
第3回はJR山陰線「国府駅」です。
その昔、但馬国府が置かれていたことを示す「国府」の名を持つ駅で、歴史を感じます。
(参考のため、地図を頼りに地名を入れていますが、違っていたら御免なさい。)
開業は1948年(昭和23年)10月13日です。(参照:Wikipedia)
反対側のホームに行くためにはトンネルを抜けます。
(このようなトンネルを見ると「ワープ」と言いたくなるのは、私たちの年代でしょうか)
上りの次の駅は江原駅、下りの次の駅は豊岡駅です。
ちょうどアマガエルのような電車が到着しました。
駅舎は簡素ながら、いすが置かれ、雨風を十分にしのぐ広さがあります。
国府駅を徒歩で10分ほど北上すると、長楽寺様の門前下に到着します。そこから8分ほど階段を上ります。階段下には竹の杖が置かれてあり、自由にお借りすることができます。
階段を上るごとに視野が広がり、まち並みを楽しむことができます。
長楽寺様は「散り椿」が有名ですが、その寿命を終えようとしています。
今はその2世たちが元気に花を散らせています。(言い方が少し変ですね)
長楽寺様を北上し、空港に上がる道を右折して、集落を抜け少し山道を走ると雷神社があります。
但馬ふるさとづくり協会が発行する「ザ・たじま」には「現在の本殿は1656年(明暦2)の再建。県下でも比類の少ない規模の大きな五間切妻造の本殿である。」とあり、県の指定文化財となっています。
この道は普段からよく通っていましたが、こんな文化財があるとはちっとも知りませんでした。
国府駅を東進すると、日高町西芝の防災センター付近からの府市場の上郷橋まで、円山川に沿った歩キングコースに着きます。
「歩キング」とは、豊岡市がウォーキングに適したコースを定め、距離表示など整備したものです。
コースの名前のとおり、桜のトンネルが1.5キロ程にわたり続いています。
また堤防下には黄色のカラシナと白いダイコンの花が絶妙の色分けを見せてくれます。
この写真は春ですが、夏の川風、秋の紅葉、冬の渡り鳥も楽しめそうです。
上郷橋を渡り、集落をまっすぐ進むと、頼光寺様の横に「植村直己ふるさと公園」があります。
上郷は冒険家植村直己さんが生まれ育った場所です。
階段を上ること5分ほどで公園に到着します。天にそびえるモニュメントや、植村さんの偉業を記したプレート、お墓もありました。(少しびっくり)
植村さんは1984年、マッキンリー冬季単独登頂を成し遂げた後、消息を絶たれます。
今はこの地から、故郷をご覧になっているのかもしれませんね。
大師山公園には多くの桜が植えられ、春には桜が楽しめます。(写真は花吹雪です)
毎年、区民の方が心のこもった桜まつりを開催されているのですが、今年は残念でした。
キャンプやトイレの施設、広場、東屋なども整備されています。
家族連れでワイワイと、また星空を眺めて一人キャンプはいかがですか?
大師山公園を降り、県道249号を北上するとまもなく加陽湿地と加陽水辺公園に着きます。
加陽湿地は国が整備を行った多様な生き物があふれる湿地で、その山際を豊岡市が公園として整備しました。
訪れた日には、コウノトリ一羽とカモが十羽ほどいて、餌をついばんだり羽を休めたりしていました。
鳥はとっても警戒心が強いです。コウノトリの写真は、公園にある展望台から60倍で狙ったものです。
普通に道を歩いていても、飛んで逃げてしましました。観察するときはお静かに、、。
コロナの関係で外出もままなりませんが、免疫力を高めるために適度な運動はお勧めです。
地元の川辺を、里山を、海岸をウォーキングしませんか。
但馬はいつでも、旅人を迎えてくれます。