豊岡市竹野町を森本方面から床瀬方面に向かう道の途中に椒という集落に「おまき桜」があります。
看板によるとこの桜はエドヒガンザクラで樹齢500年と推定されており、樹高13m、胸高幹回り6.49mもの巨木です。
桜の花が咲く頃が「麻」の種をまく最適な時期であるということから「おまき桜(麻蒔桜)」という名前になっているそうです。
この麻で作られた製品が、江戸時代中期から明治30年代まで北前船での重要な交易品として盛んに全国へ輸出していたとのことです。
桜の下から見上げると、桜と青空のコントラストが美しく、また枝ぶりの迫力さが感じられます。
おまき桜は、ほそき神社の境内にあります。
長年地域を見守ってきたこの大きな桜は、これからも毎年きれいな花を見せてくれることでしょう。。