安寧願い奉納『寺内ざんざか踊り』
輪の中心では「しない」(12か月をしめす12本の竹すだれに365日をしめす365枚の紙しでをとりつけたもの)を背につけた2人が、それを互いにからませたり、地面に打ち付けたりしながら踊ります。
笠をつけて、特殊なうちわを振りつつ踊りながら全体の指揮をとる「新発意(しんぼし)」2人がいます。
踊り手は茶褐色に水玉模様の山王神社の使者であるサルの装いで、腰の太鼓を叩きながら輪になって踊ります。
入羽、松山踊、寿々木踊、牛若踊、宝踊、鎌倉踊など多くの音頭
12種の歌のいずれにも「ざんざかざっとう、ざんざかざっとう」の囃子がともなうことから「ざんざか踊り」と名付けられたといわれています
400年間にわたり踊り継がれてきた、兵庫県無形民俗文化財に指定されている。
山王神社に奉納した後は近くの光福寺境内でも奉納踊りがされる。