6月1日は鮎釣りファン待望の解禁日です。数ある漁場の中で、名を知られているのは日高町上郷橋から下流に200mまでの「どぶ釣り」区間です。自宅近くの上郷橋から下へ200mまでがポイントで、朝まだ明け切らぬ前から、6~7人が釣り糸たらしています。
小鮎の時期は蚊やブヨ、カゲロウなどの虫を食べるので、鉤形になった針の軸に羽毛を糸で巻き付けた擬餌針を錘で上下させて誘います。腕の見せ所は、天候や時間帯・水の濁り具合を判断して、毛鉤を選ぶことです。
昭和中期には少し上流に「護岸(ごがん)」と呼ぶ深みがあって、岸から釣る人、船で釣る人、大人も子供も交じって大賑わいでしたが、川の様子も変わって寂しくなりました。(左の写真は「ひだか辞典」より)
解禁日ともあって、釣果はまずまずのようでした。鮎が成長して瀬を縄張りにして、石に付く苔を食べるようになると、囮を使った友釣りに替わったり、網漁も始まります。円山川漁業協同組合ホームページ ↓ http://www.maruyamagawa.or.jp/