平安時代に朝廷が行なっていた、節会相撲の流れをくむ全国的にも希少な儀礼。平安時代から、秋祭りに本殿前の境内で、五穀豊穣・家内安全を祈願して奉納されて来た。二人の男子が裃姿で、下半身は裾をからげ素足で、上半身は裸の上に肩衣を着て、右手に小太刀を持つ。相撲の前に肩衣を脱ぎ小太刀を巻いて置く。
「ヨイ ヨイ ヨイ」の掛け声とともに、3回シコを踏む。
シコを踏んだ後、互いに拳を突きだす。
拳を突き出した次には、首を抱えて一周飛びまわる。土俵も行事もいないこの仕草は、相撲の原型とも言われています。奉納相撲として始まって以来、毎年(戦争中も途絶えることなく)行われて来たことが貴重であり、平成15年には国選択無形文化財に、又平成16年に、兵庫県指定文化財に指定された。ネッテイとは、昔壁土をこねるのに、藁と土を練るのに足で「ねる」動作から、~ねって ねって ねって~が「ネッテイ」へと繋がって来た。