寺内ざんざか踊りは、元和年間(1615~1624)に始まったとされ、約400年間、途切れることなく続けられてきた伝統行事です。毎年、7月の第3日曜日に開催されていて、今年も次の日程で実施されます。
日時 | 7月21日(日) 13時30分から |
場所 | 山王神社、光福寺境内(雨天時は糸井小学校体育館) |
山王権現の使いである猿の衣裳を身に付け輪になって踊り、天下太平・五穀豊穣・子孫繁栄を祈願するもので、「ザンザカザットウ」という太鼓の音から雨乞いの神事ともされています。
輪の中で左右に位置し音頭をとりながら踊る「新発意(しんぼし)」、輪の中央で相対し「しない」を背負い太鼓を打ちならしながら踊る「中踊り」、新発意・中踊りを囲んで輪をつくり太鼓を打ちならしながら踊る「側踊り」で構成されます。
中踊りの背負う「しない」は、太陽と月、陰と陽、男と女に見立てているともいわれ、金銀紅白等の短冊で装飾されており、しないに取り付けた長さ4mの竹の簾12本と365枚の短冊の数は月数と日数を表すといわれています。紺色竜模様の襦袢股引の衣装を着て、腰の太鼓を打ちならしながら、互いのしないをぶつけあい、絡めあいながら踊る。寺内独特の踊りをぜひご鑑賞ください。