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《たじま田舎暮らしコラム》但馬の教育環境って正直どうなの!?

たじま田舎暮らし情報センターが運営するウェブサイト「たじまUIターン情報サイト ひょうご北部で暮らす」で連載されているたじまでの田舎暮らしに関するコラムを転載します。
但馬地域へ移住したい!帰ってきたい!と検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

コラム第3回目は子育て・教育環境です。
たじま田舎暮らし情報センター、移住相談員がお届けします。

今、最も多い移住検討者の年齢層は30代,40代の子育て層です。
移住相談では教育についての質問を非常に多くいただきます。
特色ある教育についての相談や文化施設について、公園や保護者同士で交流できる場などの相談があります。
今回は、市町の移住ページや教育ページでは記載されないようなことを含めて、「教育環境」に焦点を当ててお届けします。

 

以下のような項目で書いていますので、興味のあるものを読んでみてください。

こども園・学校
教育制度・取組み
医療費
医療施設
治安・安全性
図書館
文化施設
公園・アスレチック
習い事

 

こども園・学校

但馬地域内では特徴を持った学校が多く、従来の「田舎」のイメージに比べれば、教育の選択肢は在る方だと思います。
しかしながら、取組みや特徴をあまり発信していないため、住民・移住検討者に魅力が伝わっていないケースがよく見られます。また、少子化の影響で統廃合が現在進行形で検討されている学校もあります。
ちなみに但馬の学校給食はとても美味しく、さらに地域の産品を多く使うように工夫されています。卒業献立でカニや但馬牛を食べることもあるようですよ。養父市は2018年の給食甲子園で全国1位になりました。

こども園→小学校→中学校→高校→特別支援学校の順でご紹介します。

まずはこども園について。
移住検討のキッカケになっている待機児童問題。但馬で0~5歳児の待機児童はほぼいません。ただし、豊岡市の0~3歳では1,2%程度の待機児童率が見られるようです。
また、幼児向けのサドベリー、シュタイナー、インターナショナルスクールは但馬内にありません。近隣である鳥取県鳥取市、智頭町、兵庫県丹波篠山市にデモクラティックスクールがあり、距離はあるものの但馬から通われている方もいるようです。

小学校は、公立が約60校あります。各学校が地域の特徴を生かした体験を取り入れるなど工夫して学習しています。徒歩通学できない距離(概ね自宅から2,3km~)の生徒には、無料の通学バス等が用意されています。
多くの子が最寄りの小学校に通いますが、親の通勤の都合で隣町の学校に通う子もいます。
また、一部の学校で複式学級があります。
養父市では、2020年4月から小中一貫教育の関宮学園を開校しました。

中学校は、公立中学校は約30校あります。小学校と同様に、基本的に最寄りの中学校に通っています。
豊岡市と朝来市に私立中学校があり、いずれも中等部・高等部を持ちます。また、朝来市の生野学園は不登校児を対象にした全寮制の教育を行なっています。
朝来市と新温泉町の場合は、但馬外の学校に進学するケースが見られるようです。
部活動については、後述「習い事」の項目でまとめています。

公立高校について。
但馬内の公立高校であればどこでも出願可能です。朝来市に限り、神河町の高校にも出願できます。また、豊岡総合高校の工業系学科、但馬農業高校、香住高校の水産系学科は県下全域から出願できます。村岡高校の地域アウトドアスポーツ類型は全国から募集を行なっており、地域みらい留学制度の受入先にもなっています。そのほか、全県の受入を行う推薦入試などもあります。
私立高校は、豊岡市に2校、養父市に1校、朝来市に1校あります。広域通信・単位制高校もあります。

特別支援学校は豊岡市、朝来市、香美町に1校ずつあります。
豊岡市には兵庫県立豊岡聴覚特別支援学校もあります。
視覚特別支援学校は但馬内にありません。鳥取市には聾学校・盲学校ともにあり、但馬から通っている方もおられるようです。

 

なお、フリースクールとして認められている施設は、豊岡市日高のデモクラティックスクールTOIROの1つだけです。
もしお子さんがイジメ等で学校に行きづらくなった場合、学校の少ない但馬では転校の選択肢は難しいです。フリースクールはわずか1校であり、不登校でも単位のもらえる施設はないため、ほとんどの子は通信教育か保健室登校をしています。なお、「移住者だから」イジメられたという事例を私は聞いたことがありません。

大学・専門学校について。
豊岡市内に国際観光芸術専門職大学(仮称)が2021年4月開学予定です。観光と演劇を中心に学ぶ公立の専門職大学です。1学年の定員は80名です。20歳前後の人口が増えることから地域の活性化が期待されています。また、この大学が豊岡に設置されることから、豊岡市の児童は演劇を用いたコミュニケーション教育を実践しています。
兵庫県立大学大学院 豊岡ジオ・コウノトリキャンパスは、大学院地域資源マネジメント研究科だけがあり、修士学生のみの在籍です。地域に根ざした研究を行っており、教授・学生が各地域でフィールドワークを行うだけでなく、シンポジウムや生涯学習交流センターを開放しています。
そのほか、保育を学べる私立豊岡短期大学もあります。
近隣で言えば、鳥取市に公立鳥取環境大学、国立鳥取大学。福知山市に公立福知山大学などがあります。専門学校もあり、近隣の大学・専門学校に但馬の自宅から通う学生もいます。

教育制度・取組み

各市町が特色ある取組を行なっています。
まとめるのが難しいので、各市町の教育紹介ページをご案内します。
豊岡市:小さな世界都市を目指す豊岡市の教育豊岡の特色ある教育・保育
養父市:養父市で子育て
朝来市:特色ある取り組み
香美町:WONDER KAMI 育てる香美町教育の重点
新温泉町:新温泉町教育長日記

移住された方もそうでない方も、子育て世代のお友達を作る場としてすごく重宝されているのが「子育てセンター」です。
子育てセンターは、0歳から就学前までの子育て家庭に対する育児支援を目的にした施設で、子育ての参考になる学習会や相談対応、保護者同士のコミュニケーションスペースを提供しています。
先輩移住者インタビューでも「子育てセンターを通じて、ママ友ができて良かった」などの声が寄せられています。
ここでは公立の子育てセンターを紹介します。

豊岡市:子育て総合センター
養父市:子育て支援センター
朝来市:子育て学習センター
香美町:子育て・子育ち支援センター
新温泉町:子育て支援センター
このほか、民間団体の交流の場もあります。

医療費

より安心して子育てできるように各市町が子どもの医療費の助成制度を整えています。

●乳幼児等医療費助成・こども医療費助成
豊岡市:中学3年生までの医療費を一部助成
※小学3年生までは、1つの医療機関あたり1日400円まで(月2回800円上限、入院無料)。小学4年~中学3年生は、2割負担(1つの医療機関あたり1,600円上限、入院無料)
養父市:中学3年生までの医療費を無料化
朝来市:中学3年生までの医療費を無料化
香美町:18歳(高校3年生世代)までの医療費を無料化
新温泉町:18歳(高校3年生世代)までの医療費を無料化
※所得制限のある場合があります。

●ひとり親家庭医療費助成(母子家庭等医療費助成)
但馬全市町:18歳(高校3年生世代)までの児童又は20歳未満の高校在学中の児童、およびその児童を監護する母または父の医療費を一部助成
※1つの医療機関あたり1日800円(月2回1,600円、入院は定率1割負担で負担限度月額3,200円)
※乳幼児等医療費助成・こども医療費助成を優先します。
※所得制限のある場合があります。

 

医療施設

但馬地域の医療で最も特徴的なのは、ドクターヘリ・ドクターカー活用による救急医療体制だと思います。
なんと、ドクターヘリの出動回数は日本一!鳥取から京丹後までの広域で連携しており、豊岡市を中心として半径50km圏内(但馬がすっぽり入ります)を約15分で移動できます

但馬の一般診療所の数は全国平均並です。内科はむしろ平均より多いくらいです。
また、薬局も多く、地域の薬剤師が相談役を担っているのも地方の特徴と言えます。
ただし、精神科や産婦人科系は少なく、特に出産については鳥取市や福知山市に通うご家庭もおられるようです。

日本医師会が提供する地域医療情報システムに詳細なデータがあります。

 

治安・安全性

都市部の危険な環境で子育てしたくない、と考えて地方移住を検討される方がおられます。
様々な都市ランキングでは、犯罪発生率で治安を比べていますので、本コラムでも同様に調べてみます。
兵庫県警が出している令和元年データを抜粋して表にしてみました。
移住相談者に「大きな事件ってなにかありましたか?」と聞かれたとき、あまりにも思い浮かばなくて自分でもびっくりしました。年単位でさかのぼっても大きな事件がありません。子供に関連したことならなおさら思い浮かびません。

 

夜も不安材料ですよね。
但馬の子どもたちは基本的に夜に出歩きません。いや、大人も含めみんなほとんど出歩きません。車は走っています。(夜は昼間よりスピードが出ています)
また街灯の少ないエリアがあり、大人でも怖かったりします。シカやイノシシとかでますし。
青少年が遊べるようなお店もありません。ある意味、安全と言えるかもしれません。

また、災害リスクも安全性で心配される一つの要素です。。
移住の相談でも台風はどうですか?地震はどうですか?とよく聞かれます。

スマホアプリやブラウザ上でハザードマップ等を確認できますので、家探しの際には必ずご確認ください。上図は広域のマップ(使用アプリ:防災リスマ)です。いろんなアプリがありますので、詳細はご自身で調べてご判断ください。
地震に関して言えば、但馬は大きな断層がないと言われています。参考までに過去100日間の震央分布図を掲載おきます。この図の最新版は、tenki.jpでいつでもご確認いただけます。
近隣を確認したところ、鳥取県でわずかに発生していますが、兵庫県北部での発生はありませんでした。

 

子どもの送迎について
家から各スポットまでの距離があるため、送迎の役割は都市部よりも重要です。
こども園、小学校については遠い地区(例えば、地区から学校まで3km以上)だと通園・通学バスが出ています。雪の時期だけバスを使うケースもあります。
徒歩通学のエリアであれば、地区の子供達が集合場所に集まってからみんなで通学します。近年は保護者が輪番で小学生に同行したり、交差点で旗当番をすることが増えているようです。保護者だけではなく、地区のボランティアや民生委員が担うこともあります。いずれにしても、「地域で子どもをまもる」ためにより安全な環境を住民らで実現しています。
ここで注意点ですが、学校から遠い徒歩エリアに移住すると、通学同行の距離が長かったりして大変です。児童数の少ない地区だと役割が重くなりがちなので、どのように暮らしたいかをイメージしてから地区選びをした方がよいです。

中学生・高校生になると、徒歩・バスに加えて列車や自転車通学の選択肢も出てきます。バスや列車は、本数こそ少ないものの通学時間に合わせてダイヤを組んでいますので、問題なく通学利用できます。近年では、保護者による自動車送迎も多くなってきました。特に女子は、学校との距離関係なく車送迎の割合が高くなりがちです。
また、中高生は部活動が活発になりますので、試合・大会の遠征もしばしばあります。公共交通機関が発達していないため、学校が用意したバスか保護者協力の車で移動します。協力するのは大きめの車を持っている保護者になります。

学外の活動でも、子供が外に行くときには送迎が必要になることも多いです。都市部では、公園で遊んで近くのお宅に遊びに行くこともあると思います。しかしながら、田舎では、住宅密集地じゃない限り子供の移動は車です。特に園児や小学校低学年では移動できる地区が限られているので、車で送迎します。習い事も送迎が必要になりがちです。特に19時以降はバスも少なくなりますので、夜にある習い事は送迎スケジュールも込みで考える必要があります。
中高生でも送迎があります。「友達と遊ぶから(友達も一緒に)駅まで送って」ということがあるようです。ただし、中高生になると、20kmくらいは自転車でピューンと行っちゃうのが田舎の学生です。

図書館

各市町に図書館・図書室があります。
蔵書数や利用しやすさは施設により差がありますが、実は他市町の図書館から本を借りられるので移住先の図書館が小さくても嘆くことはありません。例えば、新温泉町在住者は鳥取市立図書館を利用できたり、養父市・朝来市・香美町は豊岡市立図書館を利用できたり。取り寄せることも可能です。
幼い頃の絵本、おはなしイベント、児童図書、中高生の学習の場など、子育てで大事な場所になる図書館。
フル活用してみてください。

 

文化施設

常設展示のある施設は多くありませんが、子供と楽しめるスポットを独断と偏見で列挙してみます。
豊岡市:玄武洞ミュージアム(鉱石、鉱物)、城崎マリンワールド(水族館)、コウノトリ文化館(生き物)、植村直己冒険館(屋内遊具)
養父市:おおやアート村BIG LABO(創作体験)
朝来市:あさご芸術の森美術館(彫刻)
香美町:ジオパークと海の文化館(地質、生き物)、木の殿堂(木工体験)
新温泉町:山陰海岸ジオパーク館(鉱石、地質)、但馬牛博物館(牛)、但馬牧場公園(小動物舎)

 

公園・アスレチック

自然豊かな但馬地域。
整備された小川や芝生広場などが非常に多くあります。全て挙げるときりがないので、ブランコや滑り台などの遊具、アスレチックのある公園だけご紹介させていただきます。名もなき公園や神社の前に遊具があったりしますが、記載できるだけ記載してみました。


豊岡市(参考:豊岡市おでかけマップ  ):中央公園(いこい)、中央公園(ふれあい)、中央公園(であい)、高屋公園、総合体育館・芝生広場、正法寺ふれあい公園、正法寺さくら公園、戸牧第1・2号公園、中嶋神社、下陰さくら公園、みくに公園、神武山公園、城崎駅通り公園、ふたば公園、ひまわり公園、めぐみ公園、阿金谷公園、国府ふれあい公園、虹の街区公園、ロマンフル国府公園、日吉遊園地、三方浄化センター、日高町民公園、湯の原温泉オートキャンプ場 遊具広場、宵田小公園、伊府区民広場、植村直己冒険館 スポーツ公園、兵庫県立但馬ドーム、川原小公園、町分公園、寺区小公園、細見農村公園、豊受神社、小松広場、出石神社横の公園、日本・モンゴル民族博物館 ちびっこ広場、日出神社公園、但東スポーツ公園、出合右岸公園

養父市:はまさじ里山の森公園、関宮ふれあいパーク、ふれあいひろば、

朝来市:ヒメハナ公園、琵琶の丸公園、和田山中央公園、朝来歴史民俗資料館

香美町:今子浦公園、しおかぜ香苑、余部鉄橋「空の駅」公園、兵庫県立兎和野高原野外教育センター フィールドアスレチック、八幡山公園

新温泉町:浜坂白馬公園、浜坂ポケットパーク、兵庫県立但馬牧場公園、健康公園、高末ふれあい広場、三柱神社前、多子公園

 

習い事

地方移住だと忘れられがちな習い事。スキルの会得だけでなく、同世代の友達との出会いの場として子の成長に大きく影響します。
人気と言われる50の習い事をピックアップし、地域のクラブ・教室・習い事として在るのか、中学校高校の部活動として在るのかを表にしてみました。
移住相談では、「意外と充実してますね」と言われます。
但馬地域全域を対象にしているので曖昧な書き方ですがご参考にしてください。

※備考:各記号の意味
地域◎ →各市町にいくつかある(おおよそ車20分圏内)
地域○ →各市町に1つ程度ある(おおよそ車40分圏内)
地域△ →但馬・近隣市にいくつかある(おおよそ車80分圏内)
地域✕ →近隣にはない

部活◎ →半分以上の学校にある
部活○ →2,3割の学校にある
部活△ →めったにない
部活✕ →ない


リンク先
たじま田舎暮らし情報センター
連絡先
たじま田舎暮らし情報センター
0796-24-2247

たじま田舎暮らしコラムはこちら

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