オオバギボウシ キジカクシ科
但馬にはギボウシの仲間が数種類か生育します。その中で最も多いのがオオバギボウシです。トウギボウシという別名もあります。
オオバギボウシは、名前の通りに葉が大きいです。葉は根生し、長さ30〜40cmあります。長い葉柄があり、葉身は広卵形〜楕円形、基部は心形~切形です。6〜8月に花が咲きます。花径は高さ100cmに達するものもあります。花は遠目には白に見えますが、近づいて見るとわずかに紫を帯びていたり、脈に色がついていたりします。匂いはしません。
2026年 香美町。標高27m。左側は海。
オオバギボウシは海岸線から高い山まで広く生育します。鉢伏などの高原の草原では水気の多い場所を中心にお花畑状になるところもありました。
2007年 鉢伏高原
2018年 鉢伏高原。上の場所を別角度から
写真は鉢伏高原で起きた変化です。花が咲かなくなりました。でも姿を消したわけではありません。激減はしたもののススキの中に葉が残っています。葉の大きさが小さくなり、数が減り・・・と危機的ですが、なんとか持ちこたえています。花径が伸びるとシカが食べてしまいます。花が咲かないので種子もできません。大変ですね。
2026年 新温泉町
2026年 新温泉町
今、花が咲くのは水気の多い崖地くらいです。シカが近寄れない場所で花を咲かせているのです。
2026年 香美町
2026年 香美町
2026年 香美町
久しぶりに、たくさんのオオバギボウシのお花畑に出会いました。やはり水の多い崖地です。しかし、そこは自然にできたものではありません。
道路工事に伴って行われたモルタル吹付工の場所です。普通はモルタルやコンクリートが吹き付けられると何も植物は生えません。でも、この場所のように条件がそろうとお花畑のようになることもあります。この場所は外来と思われるコフウロが群生する場所でもあります。こんな場所が増えることを願います。
オオバギボウシの芽生えは、ウルイという名前で山菜として利用されます。昔は、気兼ねなく食べられましたが、今は、もったいなくて、とても摘めません。
























