カワラマツバ アカネ科
名前の通りの植物です。
河原に生えます。砂礫の河原に多いように思います。
マツバというのは、葉の様子です。葉は茎の周りに6枚から10枚くらいがぐるっと輪生してつきますが、一枚一枚は細長くて先が尖っていて、松葉といえば、まあ松葉です。さて、この6枚から10枚の葉ですが、全部が葉ではなく、2枚が対生して、あとは托葉なのだそうです。葉は、どれなんでしょうね?
カワラマツバは、もともと色んな場所に生えるのですが、最近では河原では少なくなっています。河原では、どうも外来種に圧倒されているように見えます。
川の近くで見かけるのは、護岸の上が多いです。護岸は他の植物が入りにくい場所です。乾燥しやすく、土壌も少なく、砂礫の河原の環境に似ているのでしょうか?
その他、川に近い場所の道路の脇に生えているのをよく見ます。そこは定期的に草刈りがされている場所です。
カワラマツバは、川から離れた場所でも見られます。例えば、神鍋山です。生えているのは、人が草刈りをして草原が維持されている場所です。
カワラマツバは白い花が咲きます。キバナカワラマツバという黄色い花をつける植物があります。カワラマツバは、このキバナカワラマツバの品種とされています。
カワラマツバは、アカネ科のヤエムグラ仲間です。この仲間は、茎の形が四角のものが多いのですが、カワラマツバは円形をしています。ちょっと変わっていますね。