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ムシトリナデシコ ちょっと気の毒だけど印象的な名前です

ムシトリナデシコ ナデシコ科

私の印象は丸石河原に生えるピンクのかわいらしい花です。

それなのに「虫取り」などという奇妙な名前がついています。

色の変わっている部分がネバネバする

虫の代わりに綿毛がついていた

調べてみると花の下の方の茎にネバネバした部分があって、そこに虫がくっついてしまうことがあるようです。モウセンゴケなどとは違って虫から栄養分を頂こうというわけではありません。どうやら、関所を作って上に虫が行かないようにしようとしているらしいのです。大して粘りませんから小型のアリのような小さな虫が対象なのでしょう。花外蜜腺から蜜を出してわざわざアリを用心棒として雇っている植物もありますし、植物とアリとの関係もいろいろあるんですね。

さて、標準和名はムシトリナデシコですが、園芸上では「コマチソウ(小町草)」と美しい名前で呼ばれています。確かに「虫取り」では買ってもらえないかもしれませんね。

種子は大量に作られるが、丸石河原では他の外来植物に圧倒されて減っているように見える

丸石河原

駐車場?

石垣

アスファルトの割れ目

ムシトリナデシコは、ヨーロッパ原産の植物です。園芸植物として江戸時代に日本にやって来たと言われています。以後、花壇などで大切にされてきたのでしょう。

ムシトリナデシコは秋まき1年草です。多年草ではないので毎度毎度種子から出発です。野生化しているのは、丸石河原や人の作った荒れ地です。攪乱された場所です。石垣にもたくさんありますが、これは人が残したものでしょう。ムシトリナデシコはどうやら他の植物が旺盛なところでは生き残れないようです。アスファルトの割れ目にも生えていましたので、裸地があれば生き残るのでしょう、きっと。

ムシトリナデシコは、「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」の「その他の総合対策外来種」に入っており、「分布拡大期~まん延期」とされています。対象地は河原ですが、現地ではシナダレスズメガヤなどの外来種に圧倒されています。見守っていきたいと思います。

どの植物が生き残るのでしょうか?

ムシトリナデシコはSilene armeriaという学名です。Silene属にはいくつもの園芸種があります。それらには「虫取り」などという無粋な名前はついていなくて「シレネ」と呼ばれています。最近では道ばたに群生するマンテマやシロバナマンテマもこの仲間です。この属の植物には粘液性の分泌液を出すものが多くあります。触ってみてください。

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