ある道の駅でたまたま但馬の情報誌T2を取得しました。豊岡市在住は下旬の広報とよおか等と一緒に配布されるため、その情報が頭に入っていませんでした。梅雨に関わらず晴天なので早速探索してきました。ここ大薮には6世紀後半から7世紀中ごろにかけてつくられた但馬最大規模の古墳が東西2キロ、南北1キロの範囲に約150基が群集しているという。
その内、兵庫県指定文化財に指定され、但馬を代表する大型古墳の こうもり塚古墳、塚山古墳、禁裡塚古墳、西ノ岡古墳を探索してきました。写真の数が多いですが、最後までご覧ください。
円通堂は石段を上がった高台にありますが、下に駐車スペースがあってここを使わせていただきました。4基の古墳を探しながら見て回るには約100分位かかると思います。
ここは車道のそばにあります。古墳の盛り土が削り取られて天井石が露出しています。天井石の上に小さな神社がありました。
塚山古墳は円墳だと考えられているそうです。横穴式石室は全長11.2m、玄室は長さ4.8m、奥壁幅2.5m、高さ3.6m・・・大きいですね。中に入りたかったですが、何かが居るかも知れませんからやめました。
大きいのにびっくりです。大薮古墳群の中でも代表格の古墳だそうです。墳丘は南北35m、東西32mの円墳で、高さ9mあるそうです。
農作業しておられた方から「どーぞ中へ入って観てください」との事を聞き、中へ入りました。
大きな石を積み上げた中は結構涼しいです。高さは3.6mあるそうです。古墳時代にこんな大きな石をどのようにして積み上げたんでしょうね。驚きの古墳です。カメラフラッシュで少しぼやけている事お許し下さい。
後の石積は古墳ではありません。
ここは墳丘が畑に改変されて、形状が良くわからないそうです。直径25mほどの円墳と考えられています。
西ノ岡古墳に近い場所に展望休憩所がありました。比較的暗い場所を歩いてきましたので、ほっとします。向かいに養父神社のある低山が見えました。こうもり塚古墳を除いては余り明確ではない山の中の道なので湿地帯もあります。またこの季節ですから蛇も登場します。古墳時代の後期に但馬最大規模の政治権力があった・・・それほどの大きな驚きの古墳群でした。
国土地理院地形図に4つの古墳の位置を書き込みました。私の手製で完全正確ではありません。。もし参考にされる場合は、そのこと承知でお願いします。