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但馬にセイタカタンポポは自生するのか?

セイタカタンポポ
 セイタカタンポポは、これまで阪神間で何例か発見されていますが、人為的な場所であり、兵庫県には自然分布はしないと考えられていました。
 タンポポ調査2010では、但馬の複数カ所で発見され、福井県から滋賀県湖北にかけては多産する種なので連続分布の飛び地である可能性も否定できないとされていました。
 そこで、発見された場所を調べてみました。
 タンポポ調査をまとめられた方から送っていただいた採集地情報をGPSに入力して近くまで行き、なんとか採集地を特定することができました。
 1カ所目(香美町)には、セイタカタンポポはおろかタンポポ自体がほとんど無くわずかに外来タンポポが見られました。採集地記録には目印となる建物名が明記され、その庭とあるのでその地点で間違いは無いはずです。セイタカタンポポが採集された1年前とは全く状況が異なるようです。あきらめきれずにその周辺をしつこく探しました。
 数百m離れた地点で、2倍体タンポポらしいものが確認できました。これは、セイタカタンポポではなくシナノタンポポに近いものでした。道路脇に連続して生育していました。道を上っていくとポケットパークがあり、その芝生の上にたくさん生育していました。どうやらここから広がったように思われます。この地の2倍体タンポポは、自然分布ではないと思われました。

2カ所目(新温泉町)が、これから紹介するものです。 
GPSの座標は、山の中です。タンポポが生育するような場所ではありません。しかし見ないわけにはいきません。行くしかないと、林道の入り口を見つけて入りました。当然ながらタンポポなど何もなく、車に傷が残っただけでした。
 それからその周辺を数時間走り回りました。あちらこちらでヤマザトタンポポが確認できました。

同じ道を何度も往復してようやく少し色合いの違うタンポポを発見しました。どうやらこれが目的のタンポポのようです。個体数は少なくかろうじて2桁というところです。写真で示すように多様性に富んでいます。大きなもの、小さなもの、総苞が長いもの、短いものといろいろです。

この花は小さかった
 セイタカタンポポは有性生殖をするので必ず他の個体が必要になります。この個体数では近い将来絶滅する可能性があると思います。

後ろのアジサイの植え込みで分かるようにやはり人工的な場所でした。但馬のセイタカタンポポはどうやら自然分布ではないようです。

それにしてもこのタンポポを見つけた人はえらいと思います。あると分かっていて探して私でさえ数時間が必要でした。あるかないか全く分からない状態で見つけるのは至難の業です。

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