かわいらしい。コシロジクキモジホコリ。小さな軸の白い黄色のモジホコリ。子実体は単子嚢体型で群生し、高さが0.5mm程度。
0.3mm程度の子嚢は裂開すると、暗褐色の胞子や黄色~レモン色の石灰節が見える。
コウノトリ文化館で展示しているのだが、実体顕微鏡でお客さんに自由に見てもらうのだが、このコシロジクキモジホコリが一番人気だ。
ジクホコリや、キラボシカタホコリ、ヘビカタホコリ、ツヤエリホコリなど手持ちのキラキラ系も見てもらうのだが、キラキラと美しいのも良いが、かわいい系の方が高評価のようである。私も、こいつはとても可愛いと思う。
https://www.tajima.or.jp/nature/175902/ ジクホコリ
https://www.tajima.or.jp/nature/others/177210/ キラボシカタホコリ
梅雨期から夏の広葉樹の落ち葉の溜まりなどで、葉っぱをひっくり返して探すと見つかることがある。
ヒメカタホコリ、ジクホコリ、ホネホコリ類、サカズキホコリ類などと一緒に見られることが多い。普通種。
変形体も黄色~レモン色。
落ち葉の上を網目状に這っているのを見かけることがある。
類似種にシロジクキモジホコリ(physarum melleum)があるが、こちらは少し大きめで子嚢の色は橙~黄色と濃い、子嚢癖にしわがあり、石灰節は白色ということであるが、まだ見たことがない。