但馬夢テーブル委員会さんが「但馬の水鳥」という、但馬の酒蔵を紹介するチラシを作成されています。
今まで知らなかったような酒蔵もあり、”休肝日なし”の私としては、これは是非!行かずにはおれません!
第2回目は養父市八鹿町九鹿にある「八鹿酒造 有限会社」です。
ついでに妙見山の名草神社「三重塔」の冬景色を見てこようと思ったのですが、除雪がしてませんでした。
そうか、私の考えが甘かった。冬の拝観はできないのですねぇ。春を待ちわびながら引き返したのでありました。
趣のあるたたずまいです。背後の山には葉を落とした木々の間から残雪を望めます。
こちらでは秀明自然農法により栽培したお米を委託醸造して、お酒を造られています。
以下はHPより。
「八鹿酒造は、安政5年(1858年)に創業とされる酒蔵ですが時代の移り変わりの中で、先代社長が醸造部門を休止。現在の社長である水垣篤が継ごうにも酒蔵はすでに老朽化していました。
三十路を過ぎた頃、恩師より秀明自然農法での酒造りを勧められ一念発起。故郷である但馬に戻り、まず山田錦の自然栽培を学ぶことから始めました。
現在は弊社を含め5軒の契約農家が作った秀明自然農法産の山田錦を提携先にて委託醸造ののち弊社にて濾過・瓶詰めをし、販売させていただいています。」
「現代農法では、作物に肥料を与えます。しかし、肥料を与えることにより、土のバランスが崩れ、害虫が発生し、その害虫対策として農薬が用いられています。
土にはもともと、様々な栄養分が含まれています。植物は「エンドファイト」とよばれる微生物と共生しています。エンドファイトは菌糸を伸ばし、植物の根よりも遥かに広い範囲から栄養分を集めてくれますし、害虫への抵抗力も高めてくれますので、農薬を使わなくても栽培が可能になります。」
お~、そうなのか~。店の奥には「感謝」の文字。自然の恵みとはたらきに対してなのでしょうかねぇ。
奥さんにお話を聞きながら、財布と相談して購入させていただきました。
購入したのは、自然米酒夫婦杉180ml(左)と、夫婦杉自然米酒しぼりたて生酒300mlです。
あてに選んだのは、道の駅但馬蔵で購入した朝倉山椒ちりめんです。
盃は小ぶりなおちょこでいかしていただきます。
透明でしょうか。まずは一献。
すっきり、そしてシャンとしたお酒です。舌を刺激するような雑味を感じません。
静かに余韻を楽しんだ後、すっと消え行きます。
朝倉山椒ちりめんは、醤油の濃い味の中に山椒がさわやかなアクセントになっています。
嗚呼、おいし。
皆さんもぜひご賞味ください。
~酒はしづかに飲むべかりけり~
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