ハカワラタケ ヒダナシタケ目 タコウキン科 シハイタケ属
(Trichaptum biforme)
小さなサルノコシカケで、枯木倒木に折り重なるように発生し、白腐れで枯木を分解していく。
普通にみられるが食用に適さずほとんど顧みられないシハイタケ属というキノコのグループの一種。シハイタケ、ウスバシハイタケ、ハカワラタケ、シロハカワラタケの4種が分類されているが、これらは非常によく似ており、特にハカワラタケとシロハカワラタケは同種と見る説が強い。
ハカワラタケは若い時には紫色が出て美しい。
老熟しても簡単には腐らないので紫が消えて干からびたように折り重ねって倒木に付着しているのを見かける機会のほうが多い。
ハカワラタケとシロハカワラタケが同じ倒木から発生している。
ヒダナシタケ目だからヒダはない。管孔面はヒダナシタケ目に多い穴状ではなく、歯牙状、薄歯状になっている。
ハカワラタケ、シロハカワラタケは広葉樹の倒木、古木に発生する。北半球で普通種。
和名ハカワラタケの漢字表記は歯瓦茸?