イチモンジタナゴ コイ目コイ科タナゴ亜科
円山川水系にはタナゴの仲間が何種類か生息しています。
9月の記事ではカネヒラを紹介しました。今回紹介するのは、イチモンジタナゴという種類です。ただ、円山川水系に生息するイチモンジタナゴは、在来ではなく琵琶湖淀川水系からの人為的移入であるとされています。
頭部の後ろから尾びれ付け根にかけて、一文字の筋模様があります。これが名の由来です。大きさは5~8センチほどです。河川や湖沼、農業用水路やため池などに生息しています。
石に着いた藻類を食べていました。雑食性で、主に付着藻類を食べます。
他のタナゴの仲間と一緒にいました。カネヒラやタイリクバラタナゴと群れを成していました。
イチモンジタナゴの繁殖期は4~6月です。他のタナゴ亜科と同様、淡水生二枚貝の体内に産卵します。
調査で採集したときの画像です。タナゴ類の中では体高が低いのが特徴です。