ホシギンポ スズキ目 イソギンポ科
磯の浅場には、カエル顔の魚が棲んでいます。ホシギンポという魚です。体型はハゼに似ていますが、ギンポの仲間です。波がよく当たる場所に多く、外海に面した磯でよく見ます。なので、海水浴ではあまり見かけないかもしれません。
大きさは10センチほどになります。藻食性でして、岩についた小さな藻を食べます。
こちらが近づくと、すぐに岩の隙間や穴に入ってしまいます。顔を出してこちらの様子を伺っているようです。
頭には2本の角(皮弁)があります。この顔つきは、どことなくユーモラスです。
名前の由来ですが、定かではありませんが、体にちりばめられた小さな白点模様が星に似ているからという説があります。
波当たりの強いところに多いのですが、筆者は潮だまりにいるのを見たことがあります。海に行くことが多いこの時期、潮だまりを覗いてみると、見つかるかもしれません。
写真・文 コウノトリ市民研究所 北垣和也