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アカエイ  トビエイ目 アカエイ科

昨年7月のことです。豊岡市竹野町の岸近くの水中で撮影をしていると、ハンカチのような物体がヒラヒラと泳いでいました。後方から接近してみます。

“ハンカチ”の正体は、エイの仲間でした。

横からも撮影しました。尾が鞭のように長いです。普段、私たちが見慣れている「魚」とは、だいぶん体型が違います。薄っぺらい生き物が水中をヒラヒラと行く姿は、どことなくユーモラスで、見ていて飽きません。

腹面のヒレの縁が黄色いことがわかります。ここが黄色いことから、このエイはアカエイだとわかりました。沿岸の砂や泥底に棲んでいます。エイの仲間では、最もよく目にする種類とも言えます。割と浅いところにも棲んでおり、海水浴場で見たり、魚釣りで釣れることもあるようです。貝やゴカイ、小魚などを食べています。大きさは1メートル前後にもなるようです。

こちらは腹面を写した標本の画像です。この黄色い縁取りが特徴です。

追跡していると、もう一匹現れました。アカエイの繁殖期は夏です。普段は砂の中に体をうずめている事が多いのですが、繁殖期には相手を求めて頻繁に泳ぎまわります。

こちらも標本写真です。尾の背面側に毒棘があります。とげの付け根に毒を出す腺があり、刺されると激痛がします。襲われたりすると、尾を激しく振って棘で刺そうとします。この棘にはノコギリの歯のような「かえし」があり、一度刺さると中々抜けません。

海水浴などで、誤って踏んで毒針に刺される事故があるようです。アカエイがいる可能性のある所では注意が必要です。

基本的には海にいますが、河川の汽水域に入ってくることもあります。

こちらは2017年9月18日の台風による増水の後、JR山陰本線 玄武洞駅付近の円山川で撮影したものです。座布団くらいの大きさのアカエイが石積みの隙間で死んでいました。円山川は汽水域が長いので、思ったより上流まで入ってきているのかもしれません。

 

写真・文 コウノトリ市民研究所 北垣和也

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