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ホシムクドリ

世界の侵略的外来種ワースト100

日本には星の名が付く野鳥が3種います。ホシガラス、ホシハジロ、ホシムクドリです。いずれも、星を散りばめたような細かい斑点模様が特徴です。ホシハジロは河口付近の汽水域で冬鳥として普通に見られるカモ。ホシガラスは2000m級の高山でないと出会えない種で、但馬では見られません。

今回紹介するホシムクドリは、日本では冬鳥として西日本でまれに観察される種です。九州南部への越冬飛来が多いようです。ここ但馬でも、何年かに1度の頻度でまれに観察される珍しい鳥です。

観察機会の多くは、普通のムクドリの群れの中に数羽のホシムクドリが紛れ込んでいる場合です。この写真は今年の11月29日に撮影したものです。電線に止まっているムクドリの中に、一回り小さく黒い鳥が混じっているのに気づくでしょう。フレーム内に3羽います。

キュルルルというような声でよく鳴きます。ムクドリは街なかでもよく見かけ、人工物を利用して集団でねぐら入りします。その集団が発する大きな鳴き声や糞は、そこで暮らす地域住民のクレームの原因となることが多いです。

ホシムクドリは日本ではまれな鳥ですが、欧米では日本のムクドリ同様の問題を引き起こす、いわゆる害鳥のレッテルを貼られている鳥です。新たな移入先で環境適応力が強く、在来鳥類の繁殖を阻害するため、「世界の侵略的外来種ワースト100 」に選定されています。

今シーズンはこのあたりでのホシムクドリの観察例が多く、いわゆる「当たり年」の様子です。私の観察エリア内では4羽のホシムクドリを一度に撮影しましたが、複数のポイントでさらに多くのホシムクドリの観察も報告されています。

ホシムクドリは雑食性で、「残り柿」が付いている間は柿の実を好んで食べています。やがてそれも尽きると、畑の野菜を食い荒らすようになり、農家には迷惑な存在になります。

これまでの観察では、一冬を同じ場所で春まで過ごすことはないようです。雪が降り、餌採りに苦労する時期になると、雪のない地方に移動して行くのでしょう。

黒く見えるホシムクドリの羽根は、光に当たると緑や紫の金属光沢を放ちます。翼の羽根は金色に縁取られ、ホシムクドリは優美な姿をした鳥です。日本では冬に時々見られ、バードウォッチャーが注目する程度のまれな鳥ですが、世界的には人間にとって迷惑な存在。「所変われば」人と鳥との関係性も変化するのですね。

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