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コチョウゲンボウ

希少な冬の小型猛禽

記録的な暖冬となったこの冬、冬鳥の観察も例年とは少し違いました。山に雪が降ると、餌を求めて多くの鳥が平地に降りて来ます。平地での野鳥観察に、冬はもってこいの季節なのです。しかし今年は山にも雪が降らず、山中に留まった鳥も多くいた様子です。

平地に鳥が集まれば、それを餌とするタカやハヤブサの仲間が姿を見せます。今回紹介するコチョウゲンボウはハヤブサ科の小型猛禽(もうきん)類で、数少ない冬の渡り鳥です。

自宅近くの田んぼに縄張りを張っていたので、この冬はこのコチョウゲンボウとよく出会いました。メス個体で、全体がチョコレートブラウンの羽根色です。羽根を広げた上面は、明るい茶色の斑が目立ちます。

冬鳥としてポピュラーなチョウゲンボウはもう少し大きく、全体的に明るい茶色をしていますので、慣れると識別は容易です。この仲間は、主に小鳥を襲って食べます。飛翔能力が高く、慢心な小鳥は狙われるとまず逃げられません。

警戒心はあまり強い方ではないですが、それでも、20m以内に近寄れば飛び去ってしまいます。2月終わりの雨の午後、いつものコチョウゲンボウが杭の上でじっとしていました。距離を詰めても逃げ出す様子がありません。

正面から見るコチョウゲンボウは、顔から腹にかけて白い羽根を基調に、チョコレートブラウンの胸の縦斑がよく目立ちます。普通のチョウゲンボウに比べて、目がくりっと大きく、可愛らしい表情をしています。

やがて羽繕いをし、武器である足の手入れを念入りに始めました。足は黄色。猛禽(もうきん)らしいするどい爪を持っています。写真を良く見ると、上げた左足の指の間に、灰色の羽毛がまとわりついているのがわかりました。

近づいても逃げなかった理由がわかりました。食事の後のまったりタイムだったのです。その目で見れば、胸のあたりが食べた獲物でふくれています。犠牲になったのは、田んぼでよく見かけるハクセキレイでしょうか。

3月に入ると、コチョウゲンボウの姿も田んぼから消えました。北の繁殖地への帰り旅に出たのでしょう。

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