今冬は、六方田んぼ河谷地区のほ場整備のため、冬季湛水田の面積が例年より小さくなりました。そんな影響もあってか、越冬コハクチョウの飛来が年明けになりました。
百合地堪水田に最初の2羽が入り、すぐに3羽が加わってしばらく5羽のコハクチョウが見られました。
寒気が強まった1月中旬には、新たなグループが飛来して合流。最大で25羽の大きな群れとなりました。
1月下旬には数を減らして12羽の群れとなり、このグループが2月の終わりまで豊岡盆地にとどまりました。
いつもより少し早めの渡去となって、白鳥のいなくなった田んぼは一気に寂しくなってしまいました。
また来シーズン、もっと沢山のコハクチョウたちが豊岡盆地で冬を過ごしてくれたらと思います。
写真・文 コウノトリ市民研究所 高橋 信