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ヤマセミ:山の漁師

谷を少し入ったところで、渓流沿いの張り出した枝にヤマセミを見つけました。但馬では珍しい鳥ではありませんが、そう簡単に観察できる相手でもありません。日本海に注ぐ河川の中流域から支流にかけて見られますが、警戒心が強いのでこちらが近寄る前に逃げてしまいます。

このときは運よく、車を止めた位置から観察を許してくれました。根雪の上に冷たい雨が降り、川霧が立つ天気でしたが、そんな悪天候だからこそ相手も警戒を解いたのかもしれません。
ヤマセミの大きさはハトくらいあります。同じ仲間のカワセミはスズメ大ですが、それに比べてずいぶん大きな鳥ですので見ごたえがあります。
冠羽を立てた白いシルエットはヤマセミの特徴で、遠くからでもその存在を知ることができます。それと、「ケッ・ケッ」と鋭い声で鳴きますので、姿が見えなくても近くにヤマセミがいることが分かります。

ずいぶん長く待ち伏せをしていたヤマセミに、緊張がみなぎりました。渓流をじっと見つめて獲物を捕捉しています。瞬間、まっすぐに水中に飛び込んで魚を捕まえました。
小物でしたが、渓流に棲むカジカという魚です。この魚は体の色模様が川底に同化しており、上から見るとその存在は殆ど見分けがつかないほどの隠れ上手です。そんな川底の忍者を、木の上から、しかも早い流れの中に見つけるヤマセミの眼力には驚くばかりです。

ヤマセミはカジカを何度か石に打ちつけ、弱ったところを頭からひと飲みにしました。採った魚を木や石に打ちつける行動は、カワセミでもよく見られます。

ご馳走を食べ終わると、ヤマセミは同じ場所で水浴しました。水中に体を沈ませてから、翼でバシャバシャとやります。ひと風呂浴びてさっぱりすると、「ケッ・ケッ」と鳴きながら谷の奥へと飛び去りました。
ヤマセミはこれから繁殖シーズンを迎えます。
写真・文章 コウノトリ市民研究所 高橋 信

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