たじまのしぜん

スッポン

スッポン (カメ目 スッポン科 Trionyx sinensis japonicus) 鼈
野生のスッポンはあまり見かけないが、豊岡盆地にも棲息している。田んぼの学校で郷公園の前の鎌谷川でも見つかったことがあるし、六方田んぼで捕まえたこともある。スッポンは食用として各地で養殖されているが、野生のスッポンがどのくらい生息していて、絶滅の危険があるのかどうかはよく分かっていないようである。しかし、豊岡盆地ではしっかりと生息しているといってよいと思う。

生息場所はイシガメやクサガメとほぼ一致するようであるが、これらのカメと違って甲羅が柔らかく、顔がとがっていて、間違えようがない。肉食であごの力が強く、一度噛み付いたら何があっても放さないと言われるように、うっかり噛み付かれると大怪我をすることもあるから注意が必要。力ずくで離そうとするとますます食いついてくる。水に浸けてやると逃げていくようである。

スッポンは精が付く、コラーゲン豊富で美容に良いなどと、食用として妙な人気がある。私は養殖しか食べたことがないが、たしかに美味しかった。うわさでは野生のスッポンは養殖ものとは比べ物にならないほど効果が高いといわれているが、実際はどうなのであろうか。六方田んぼで甲羅25センチほどの食べごろの野生スッポンを捕獲した。真夏に水を張った休耕田にカエル等を食べに来ているのであろうか、湯のように高温の浅い水中に、緩慢な動きで2匹おり、そのうち1匹の捕獲に成功した。

食するにはしばらく真水に入れて泥を吐かせるのが良いというので、家で飼育していたのだが、2週間もたつと愛着が出てしまい、つい餌をやったりして、とても食べることが出来なくなってしまった。仕方がないので元の場所に逃がしてやった。

スッポンは、田んぼの中を進んでいき、一度だけ私のほうを振り返って、やがて泥の中にもぐって姿が見えなくなってしまった。
いつか野生のスッポンを食べてみたいと思っている。

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