アイヌハンミョウ
アイヌハンミョウはオサムシ科の中のハンミョウグループに所属する甲虫類。成虫の出現期は豊岡では4月から5月にかけてですが4月が最盛期のようです。生息場所も円山川中流域の丸石河原に限定されているので、見かけるチャンスは限られます。環境省のレッドデータでは準絶滅危惧種(NT)、兵庫県ではCランク(準絶滅危惧相当)にリストアップされています。河川の環境の変化で生息場所が狭まってきているようです。北海道から九州まで全国に広く分布しますが、絶滅危惧種になっている県もあります。よく似た種類がいくつかありますが、大きさや背中の模様で区別できます。
鋭い牙を持ち、他の昆虫類などを捕食する肉食のハンターです。
アイヌハンミョウの住む環境は、こぶし大の石がゴロゴロと転がっている広い河川敷。このような環境は、定期的にかく乱されて維持されており、特徴的な昆虫や植物が生息しています。