エダナシツノホコリ
エダナシツノホコリ。
ツノホコリの変種。遠目にはツノホコリとの見分けはつきにくい。真っ白でよく目に付く。拡大してみると透明感があり非常に美しい。名前の通り、ツノホコリのように枝分かれをせず、中心部が透明なので、一見パイプ状に見える。
少し屈曲する円柱状で、この部分は担子体と呼ばれ、この担子体の周りによく見ると小さな粒々が見られ、これが胞子で、子嚢という袋に入っていない。この構造が、変形菌類(真正粘菌)と決定的に違うところであり、原生粘菌類に分類されているようである。というようなことが、図鑑等に書かれているが、いろいろな書き方がされており、ツノホコリの仲間は、まだまだよくわからない生き物のようである。
このエダナシツノホコリを見て、イソギンチャクの触手を思い出す人も多いのではないかと思う。一方で、ムーミン村のニョロニョロというキャラクターを思い出す人もいるようだ。このムーミンキャラクターのニョロニョロも謎の多い良くわからない生き物のようである。http://moomin-love.com/hattifatterner-273
梅雨時から秋にかけて、倒木などに発生。ツノホコリ、タマツノホコリ同様、比較的見つけやすい。