1月12日、豊岡市日高町田ノ口、無病息災を願い、巨大なわらじとぞうりを土俗信仰の「賽(さい)の神」に奉納。
今年1年の無事を願いながらスギの大木にくくり付けられた。
清滝神社の氏子たちが朝から稲わらを持ち寄り、お堂に集まって作り始める。
1.5メートルのわらじの作りの途中 同じ大きさのぞうりも作る
わらを柔らかくほぐす機械。 初めて見ましたわ!
出来上がった巨大なわらじ ぞうり
わらじとぞうりは、神主を先頭にして、はしごに乗せて集落の外れにあるほこらに運ぶ。
昨年のわらじとぞうりは外される。わらに水分を含み伸びきり、かなり劣化している。
サエノカミのご神体である巨石のそばにあるスギにつるし、神事を行う。
大わらじとぞうり奉納の案内が近くにある。
この奥にある清滝神社は雪囲いが施してあった。
田ノ口集落はは、神鍋高原や阿瀬渓谷などと林道でつながっており、悪霊を防ぐ足の神様「サエノカミ」の履物として
ぞうりを奉納し、旅の安全と村の加護を祈ったのが始まりとされる。約400年続いている伝統行事。