養父市奥米地(オクメイジ)。毎年体育の日に行われる伝統行事。国選択無形民俗文化財。
秋祭りに行われる古式相撲。当日は、養父神社から神主を迎え、五穀豊穣と感謝の祈祷が行われた後、田和神社の「笹おどり」が奉納され、次いで水谷神社へ「ネッテイ相撲」が奉納される。
青色地の裃を着た舞い手2人が登場。宮司から木太刀を受け取り、一連の所作を行った後、相撲奉納が行われる。上半身裸になり、「ヨイ、ヨイ、ヨイ」と声をかけながら四股を踏む姿が特徴。800余年も前に途絶えてしまった朝廷儀式の面影が、現在でもいきいきと存在する貴重な民俗芸能である。
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水谷神社 笹おどり 太刀受取り
相撲前儀式 ネッテイ相撲儀式
名前の由来は、当地で何度も繰り返すことを「練って、練って」といい、相撲の所作の一つである何回も足踏みを繰り返すところ(練相撲)から呼ばれるようになったといわれている。 (文章は但馬情報特急、但馬辞典より抜粋)
↓動画 ネッテイ相撲