但馬は5月のこの時期、いろいろな花が綺麗に咲き乱れる季節到来です。例年なら香美町、日高町、朝来市などの但馬各所で開催されるオープンガーデンが軒並み中止となっています。しかし、花の愛好家のみなさんは、それぞれで花を育てておられます。不要不急の外出自粛の情勢下なので、今回あるお宅で咲き始めた ”ちよっと変わった花、あまり見ない花” をご紹介します。
ニワトコでも品種がいろいろありますが、これは銅葉の花。まだ咲き始めて間もないです。
セリ科の植物。昨日生まれたばかりの草花で、背丈も50㎝ほどにしかなりません。
なぜこんな名がついたか知りませんが、和名 「灯台守」
お寺の屋根に見る「九輪」から名づけられた花の名前ですが、せいぜい5段~6段までにしかなりません。この画像は鉢植えですが本来、山間の湿地帯に咲く花なので日当たりのいい所では余り育ちません。薬にも使われる花で鹿被害にも強いです。各家庭で数株を植栽されているのを見かけます。 兵庫県では絶滅危惧種に指定されています。
これは但馬ではありません。兵庫県宍粟市千種町の「ちくさ湿原」の有名なクリンソウの自生地で、今が一番の見ごろ時期なんですが、今年はコロナ禍で花イベント中止、山にも入れない規制になっています。兵庫県では丹波篠山市の三嶽中腹に自生地があります。渓谷や渓流の湿地帯の多い但馬には向く花かもしれません、ちくさ湿原のようになるには長年かかりますが・・・。
めずらしくありませんが、バラの花。和田山町ジュピターホール前の「アンネのバラ」は良いときをむかえているかも知れませんね~。