コロナ禍で観光客もまばらな出石ですが、こういう時こそ！ 心静かに過ごしたいものです。ということで豊岡市出石町の本覚寺様で、心静かにテッセン・クレマチスを拝見させていただきました。

山門前にもテッセン・クレマチスの鉢が並べられています。境内地の通路やその奥にもびっちり置かれています。
奥から下を覗くと、石垣下にも多くの鉢や、地植えがあります。（左下）ここは出石城跡のお堀跡だと思います。
またコイノボリの左下には、長持形石棺の一部が置かれ、豊岡市の文化財に指定されています。（右下）

種類によって花の咲く時期が色々なのでしょうか、一斉に咲くということではないようで、あちらにポ！ こちらにポポ！ 向こうにシャララン！という感じで咲いています。

本堂の障子が開けっ放しになっていたので、お声も掛けずに申し訳なかったのですが、お参りさせていただきました。
天井の154マスには、これまで育ててこられた花の写真がはめ込まれています。壁には花の写真がバックライトで映し出されています。前ご住職は花曼荼羅と名付けられ、寝転んで見ることをお勧めされていましたね。（足をご本尊に向けないように気を付けましょう）
天井から花びらが降り落ちそうで、散華の花が舞い降りるようです。

こちらは浄土真宗のお寺様ですから、中央の御本尊は阿弥陀様ですね。
阿弥陀様の上の内陣にも花曼荼羅が施されており、仏さまも喜んでおられるようです。
他にお参りの方もなく、心静かにひと時を過ごしたのでありました。