出石城下町の桜はすっかり終わり、変わって城跡の木々に芽吹きがはじまりました。観光バスがほとんど入らないため春の城下町はひっそりしています。その町中に禁門の変に敗れ朝敵となった桂小五郎が、新選組に追われる身となり匿われた潜居跡のあることは割に知られていますが、出石の町人に助けられて出石に入った京街道は、町中を通るどの道なのか?意外と知られていない。足腰健康維持のため短い道ですが、ゆっくり散策してきました。画像が少し多いですが、ご覧ください。
出石振興局広場と出石城跡の間を流れる谷山川を背に、京都まで120キロの京街道がはじまります。間口が狭く奥行きが長い町家には今も格子などの施しが残っています。
出石の旧街道口には高櫓を設け、弓や鉄砲を射るための穴を施した寺がいくつかあります。ここ経王寺は京街道の砦としての役割を果たしていたそうです。
看板右の「城山遊歩道」とは有子山に向かう遊歩道まで舗装の道0.8キロ、その下に鯵山峠0.9キロの右下矢印が古道「京街道」ではないかと考えています。
石碑の前を荒れた地道が鯵山峠まで続きます。午後4時がすぎて熊出没の危険がある時間帯になりましたので、今日はここまで。これより以下の画像は以前歩いた時のものを使いました。ご了解ください。
右の舗装路は「城山遊歩道入口0.8キロ」と看板にあった道です。
右は有子山大堀切前に向かう遊歩道。まっすぐが京街道で、国道426寺坂に出、更に但東町久畑の関所から京都福知山に向かいますが、今回はここまで。
帰りは京街道の背中合わせの位置にある河川整備の公園、弘道の森の碑、諸杉神社を散策し出石城跡に戻りました。
出石城跡は目に優しい芽吹きの始まり・・・気持ちの良い往復約2時間の散策でした。またフレイル対策の別の散歩道を歩きご紹介したいと思います。