生野町黒川・旧黒川小中学校横の河川敷にオオサンショウウオの人口産卵巣穴観察施設が出来ました。
(オオサンショウウオを黒川では昔からアンコウと呼び
ハンザキと合わせて3つの言い方をしています)
奥が観察窓の付いた人口巣穴・手前がハンザキブロック
巣穴入口 中にはU字溝や石が入れられている
30年以上もここ市川で生態調査を続けておられるのが、前姫路市立水族館長の栃本先生。
2年前より旧黒川小中学校敷地内にある旧教員宿舎を利用して「ハンザキ研究所」として活動拠点とされています。
固体識別調査は260回以上になり、魚ヶ滝から黒川ダムまでの間で1300個体以上を登録されている。
現在の川は土砂の流出などで浅くなり、大きな淵も埋まりアンコウの住める横穴も少なくなっているようです。
人口巣穴を作ることでアンコウだけでなく、魚やカニなどの水生動物などの巣穴にもなります。
この人口巣穴にもさっそく小魚が出入りする姿が見られるようで、アンコウが使ってくれる日も近いかもしれません。
昨年、黒川地域活性協議会が発足し、旧黒川小中学校を活用した「源流の里アンコウミュージアム構想」が進められています。
アンコウ博物館や交流会館・アンコウ保護センターなど活性化にむけた活動に取り組んでいます。