”山陰海岸ジオパーク”の魅力を巡る 竹野編 ~竹野町中探索~
明治時代から区画整理が行われておらず、巨大迷路のような路地が続き、地元の人でも迷ってしまうそう。
潮風などから家屋を守る為、今でも多くの家で表面を焦がした「焼き杉板」が外壁に使用されています。
特徴的な焼き杉板の町並みから海が見え隠れし、海町ならではの風情があります。
現在は、地域活性化グループ「ブラタケノ」の活動拠点として活用されており、建物の保存と当時の生活様式を知る場を提供しておられます。
一歩入ったとたんに空気が変わり、懐かしい昭和の匂いが感じられます。
なんと!出石焼のブレーカーがそのまま残されています。
貴重な逸品との出会いです♡
北前船の船頭たちが奉納した船絵馬や、日和見や入船の連絡に使われた方角石などが残っています。
神社やお寺が多く、至る所にお地蔵さんがあるのも北前船寄港地の特徴です。
海にそそり立つ2つの岩柱の間に直径4mにも及ぶ丸い岩が挟まった奇観。
挟まった丸い岩はかつて洞門の天井だったと考えられているそう。
写真で見るより遥かに大きく、強い波が打ち寄せる中に悠然とそびえたつ姿は迫力あり!!
是非一度、自分の目で迫力を感じていただけることをおすすめします。
はさかり岩と共に有名な ”淀の洞門” へ。
断層に沿って岩が侵食されてできたものと言われています。
長年の歳月を経て、今も尚変化し続ける地形、地質を目の前に、自然の力の偉大さを目の当たりにすると共に、ジオパークの不思議な魅力に気づくきっかけとなりました。
青山さん、長時間に渡り丁寧にガイドいただきありがとうございました。
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