2021年の新年あけて早々の夕刻、城崎温泉街を訪れました。
昨年の大晦日から但馬地域には雪が降り積もりました。
日本海にほど近い城崎温泉街でしたが、20cm程度の積雪があったようで城崎温泉街も雪化粧しています。
7つの外湯のひとつ「さとの湯」です。
駅のすぐ近くにある外湯で、電車待ちの時間などにも温泉に入ることができます。
露天風呂からは、円山川などを眺めながら雪景色も楽しむことができますよ!
玄関前にある足湯であったまりたいところですが…新型コロナウィルスの感染拡大防止のため年末年始は使用が中止されているようでした。
駅前通りは、たくさんのお店屋さんが建ち並ぶ通りです。
道路の中央に消雪装置が設置されていて、地下水が出ていて雪はすっかり解けていました。
ちょうど旅館の食事時に訪れたので人通りも少なく、お店やさんもほとんどが閉まっていました。
GO TOトラベルの中止も影響しているのでしょうか?
そんな中、暗がりの駅通りで煌々と明るく照らされていたのが松葉ガニを販売しているお店です。
紅色のカニがまぶしいです。あったかいカニすきが食べたくなりますね。
駅から城崎温泉街の中央を流れる大谿川沿いに歩いてきました。
外湯のひとつである地蔵湯の印象的な六角形の窓の建物が夜に浮かび上がります。
お地蔵さんの足元から湧き出たと伝わるお湯で、庭にはお地蔵さんが祀られています。
大谿川沿いの道路には、ほとんど雪がありませんでした。川のそばには雪が残っていて、雪がライトに照らされて幻想的な風景を醸し出しています。
川沿と道路を隔てる壁には、昭和初期のモダンでレトロなデザインを楽しむことができます。
城崎温泉街には、道のいたるところにやさしい明かりが灯っており、足元を照らすのに加えて温泉街の雰囲気づくりに大きな役割を果たしています。
大谿川沿いの柳並木の風景です。
こちらからの風景も淡い光と合わさっていい雰囲気ですね。
大谿川にかかる太鼓橋の欄干に積もる雪ごしの3階建ての旅館です。
旅館の窓際でくつろぐ宿泊客の方の人影も雰囲気を醸し出しますね。
城崎温泉街は、このような木造三階建の旅館が多く軒を並べており風情のある街並みを作り出しています。
城崎には、200軒近くの木造3階建ての建物があり、うち60軒程度が旅館だそうです。
城崎温泉の大谿川にかかる王橋、意匠を凝らした欄干などがとても素敵ですよね。
こちらも夜になると灯籠に明かりが灯り、城崎温泉の夜景の雰囲気づくりに一役かっています。
王橋からの風景です。
大谿川沿いの柳並木と太鼓橋を眺めることのできる「ザ・城崎温泉」といった風景です。
夜は水面にうつる明かりもいい雰囲気を出していますね。
こちらは昼間に同じ場所から撮影した写真ですが、どちらもいいですが雰囲気がガラッと変わります。
王橋のすぐたもとにあるのが7つの外湯のひとつ一の湯です。
城崎温泉街のほぼ中心部にあり、多くの人出でにぎわう場所にあります。
天下一の温泉といわれた一の湯には、名物の洞窟風呂(岩窟風呂)があり、岩肌に囲まれながら入浴するという特別な体験ができます。
城崎温泉で一番の賑わいを見せる商店街や旅館などが建ち並ぶ「湯の里通り」です。
ソフトクリームやスイーツ、お土産などのショッピング、スマートボールや射的などのレトロゲームも楽しむことができますよ。
外湯を巡りながらぶらぶらと楽しむには最適の通りです。
木屋町小路など裏路地に入ると、道路には雪が残っていました。
裏路地はひっそりとしていますが、繁華街の喧噪からはなれてゆっくりとすることができます。
城崎温泉街の夜は、照明により昼間とは一変した魅力的な町並みを見ることができます。
そこに冬の澄んだ空気と白い雪が加わることによってその魅力が一段と増していたように感じました。
旅館で、ご飯を食べた後は少し寒いですが外湯で温まりながら、じっくりと城崎の夜景を楽しんでみませんか?
昼間の城崎温泉街を楽しみたい方はこちら
たじま途中下車の旅~城崎温泉駅編~