香美町村岡区に大昔の海水が流れた後があるということで行ってみました!
その名も「海底面の流痕」兵庫県の天然記念物にも指定されているそうです。
流痕とは…砂や礫などがまじった海底面の水が、海底で土石流となって流れるとき、その流れの方向に沿ってできた液状の凸凹のこと(但馬事典”ザ・たじま”より)
場所は、村岡から神鍋に抜ける国道482号線の山を登ったところにある
矢田川フィッシングセンターの近くとの情報を得ました。
とはいったものの
近くにそれらしい案内などはなにもありません…
めずらしい天然記念物であればなにかしらありそうなものですが。。
そこで矢田川フィッシングセンターの方に聞いてみると
以前は、見学できるように歩道が整備されていたが台風により崩れてしまったとのことです。。
ここまで来たら引き返せない!ということで
センターの方の案内により道なき道を進んでみることにしました。
写真の対岸の石垣(フィッシングセンター側)のところから橋が架かっていたそうですが
台風の影響で橋ごと流されてしまったそうです。
ここにも遊歩道のあとらしきものがありました。。
ついに到着!
海底面の流痕がある洞窟の入り口が見えました。
そのそばには案内看板があります。
たどり着くための道はなくなってしまいましたが案内看板は無事だったのですね。。
看板によると、海底面の流痕化石は、
約1400万年~1600万年前の浅い海底にできたものだそうです。
この「流痕」は、泥質岩上にのる砂質岩層の底面にできたもので、川による浸食により泥質岩が
えぐり取られてできたものです。
このような流痕は、全国的にもめずらしく、村岡地域の当時の状況を知るうえでとても価値が高いとのことです。
洞窟の天井部分に流痕が刻まれているそうです…
この場所は標高250mくらいそうですが、大昔は海だったことがわかる証です。
大きな地球の動きを感じることができますね。
案内なしでこの流痕を見に行くことは、危険ですのでご注意ください。
フィッシングセンターからすこし上った県道沿いからもみることができますよ。
ご案内いただいた矢田川フィッシングセンターの方ありがとうございました。
矢田川フィッシングセンターは、ファミリーで渓流釣りをして、その場で焼いて楽しめますよー