香美町村岡区の板仕野地区に訪れました。
国道9号から村岡高校を通過して、しばらく行くと板仕野集落につきます。
さらに、集落を抜けた所に水車小屋があり、周辺の案内などの看板が立っています。
近年は山陰海岸ジオパークのスポットとしても注目されているようです。
水車小屋から道が分岐しており、兎和野高原方面に行くと棚田をみることができます。ちょうど田植が始まっており、水が張られていて美しい景観を見ることができました。
ジオパークのパンフレットによると、「地すべりによる緩斜面を利用して作られている」とのことです。
この棚田で作られたお米は、おいしさに定評があるそうで・・・
数々の賞を受賞しています。
道の駅村岡ファームガーデンで購入することができますよ!
板仕野の棚田から少し上がった林道の脇道には、上ノ神古墳があります。
水車小屋の分岐を反対方向に行くと瀞川稲荷神社があります。
鳥居をくぐり境内へと進む道には苔むした石灯籠がずらっとならんでいます。
瀞川稲荷神社には、大きな岩がいくつも祀られており、独特な雰囲気を醸し出しています。この岩は、「大福岩」と呼ばれ、福を招くとされており珍重されているとのことです。
大福岩は、石が長い間にくっつきあい巨大な岩になった「礫岩」でできています。写真からもたくさんの石が集まって岩ができていることがわかります。
その大福岩の間に挟まれるように参道が作られています。
この日は、訪れる方も少なく、静かで神秘的な雰囲気に包まれていました。
瀞川稲荷神社では毎年5月4日に祭礼が行われるとの事です。
板仕野地区は、瀞川稲荷などの歴史的な建造物、棚田の美しい景観、ジオパークスポットなど様々な地域資源があります。
瀞川渓谷を川沿いに登っていくと「双身の滝」「瀞川滝」といった立派な滝も見ることができますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
山陰海岸ジオパーク協議会からは、瀞川・板仕野のコースをまとめたマップが発行されていますので参考にしてみてください。
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