1544年に造られ、明治25年現在の「芝居堂」に改修されました。昭和36年「危険建築部物」として、取り壊されるところを地元有志のより保存し、昭和43年国指定重要有形民族文化財に指定されました。文化財の為、普段はこの舞台を使うわれません、又中の機構を見ることが出来ませんが、昨年から年1回公開しています。
舞台装置は、すべて手動です。背景を90度回転して、更に後ろの景色を表し、180度回転させれば背景が雪山に変わります(田楽返し)。現代の機械でなく、竹と縄を使って一瞬に変化します。
屋根裏は縄を使って組まれています。屋根裏には、ブドウ棚と呼ばれ、枠に入った背景を細いロープで吊り下げてあります。
舞台の下の「奈落」には、4.1mの廻り舞台を回転させる仕掛けがあります。横に出た棒を人が動かして回転します。