豊岡市立歴史博物館 第45回企画展「錦秋をまとう-歌舞伎衣裳にみる秋ー」
開催時間 : 9:00 ~ 17:00
江戸時代に娯楽として発展した歌舞伎。その人気は全国に広がっており、但馬地方は農民らが演じる農村歌舞伎がさかんな地域でした。山間部の多くの村では、さなぼり(田植え後の休み)や秋祭りの際に、若者らが神社や御堂で歌舞伎を披露していました。ふだん目にすることのないきらびやかな衣装は、見る人を楽しませたことでしょう。
農村歌舞伎の多くは戦後しばらくして途絶えてしまいましたが、衣裳や小道具のほか、背景の襖絵や床本などが残されています。
今回の展示では、但馬に残されている歌舞伎衣裳の中から、秋を感じさせるものを選りすぐって紹介します。舞台衣装ならではの華やかさと季節感をご堪能ください。。
■展示構成と主な展示資料
(1)かつて歌舞伎がさかんだった豊岡(パネル)
(2)衣裳の種類(パネル)
(3)衣裳
【楓】
・赤地通天橋に楓文様打掛
【菊】
・赤地菊籬文様打掛
・紺地菊唐草文様羽織・着付
【桔梗】
・浅葱地桔梗文様肩衣
【秋草】
・紫地秋草扇面色紙散らし文様打掛
【南天】
・紫地南天文様振袖 など
日時 | 10月5日(金)~12月27日(木) |
会場 | 豊岡市立歴史博物館-但馬国府・国分寺館-企画展示室 |
■関連事業
(1)講演会「江戸時代の酒造業-生産から流通-」
日時:11月25日(日)午後1時30分~
場所:豊岡市立歴史博物館 総合学習室
講師:大浦和也氏(公益財団法人 白鹿記念酒造博物館 学芸員)
内容:江戸時代から続く酒造りの歴史についてお話しいただきます。
参加費:無料
定員:40名
申込み:不要