2026年4月20日、出石川の加陽湿地でセイタカシギ3羽を確認しました。かつては「超」が付くほどの珍しい鳥で、迷鳥としてごくまれに豊岡盆地内の湿地で観察されていました。それが近年では春と秋の渡りの季節には、定期的に飛来する旅鳥として定着してきました。
白と黒のツートンカラーに、トレードマークの長い足が赤という美しい鳥です。この色の組み合わせはコウノトリとよく似ています。
同年5月9日には、田植えの始まった赤石地区の水田で2羽を見つけました。浅い水深の湛水田で採餌をしていましたが、細い長い足が際立って目立ちました。
セイタカシギの越冬地は東南アジアからオセアニアにかけて広く分布し、日本の西南諸島でも越冬しています。繁殖地はユーラシア大陸中央の東寄りの広い地域ですが、日本でも1970年代以降、数箇所で繁殖が確認されるようになってきました。2020年には兵庫県姫路市のレンコン田でも繁殖が初確認され、以降、毎年繁殖が続いているそうです。
豊岡盆地はセイタカシギの渡りの中継地として定着していますが、近い将来、ここでもセイタカシギが繁殖を始める可能性もあるのではないかと思っています。多くのコウノトリが生息する豊かな湿地環境に恵まれた豊岡盆地、セイタカシギにとっても子育てに適した場所ではないでしょうか。























