真冬のやや暖かい日に、河川敷のエノキの樹皮でエサキモンキツノカメムシを見つけました。活動期は夏なので成虫で越冬中のようです。全国に広く分布する普通種で夏はミズキやカラスザンショウなどにいますが、出会うのはたいてい偶然です。大きさは10mmから15mmのあいだぐらい、胸の両側に角があります。背中に黄色のハートマークがよく目立ちます。それで、モンキツノカメムシと呼ばれますが、頭に付く「エサキ」は昆虫学者のエサキさんにちなんでいます。単にモンキツノカメムシという種もいるのですが、背中のマークがハート型にくびれないことで区別できます。こちらは数も少なく、まだ出会ったことはありません。
苔の付いた樹皮をはがしてみると、中に複数のカメムシが越冬していました。写真の上部の黄色い紋がない茶色のカメムシはクサギカメムシです。家の中に入り込み越冬するのでよく知られています。自然の中では木の隙間のような場所で越冬するようですね。 (写真・文 上田尚志)
























