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アカツクシガモ

半世紀ぶりの飛来

たいへん珍しいカモに出会いました。2025.3.4午前、海辺の幹線道を走行中、冬期湛水田に赤茶色の大きなカモが1羽浮かんでいるのを目撃しました。図鑑でしか見たことのない、日本への飛来は西日本に稀なアカツクシガモのオス成鳥個体でした。オスは首の付け根に明瞭な首輪模様が出ます。

アカツクシガモの英名はRuddy Shelduck。Shelduckはツクシガモ属の英語表記です。Ruddyは「赤い」の意味で、赤いツクシガモでアカツクシガモの和名となっています。ツクシガモは渡りの時期に時々豊岡盆地でも飛来確認できますが、アカツクシガモの生息地はユーラシア大陸であり、稀に日本に迷行個体がやってくる程度です。

大きさはマガンとカルガモの中間くらいで、カモの仲間では大型です。体の色は赤茶色ですが、翼を広げると白と黒がよく目立ち、光の加減で翼鏡の緑色が美しく見えます。離水、着水、飛翔を含め、カモよりガンの仲間の飛び方に近いです。

偏西風の加減で、大陸から日本に流されて、豊岡に不時着したのでしょう。当地には8日間滞在した後いなくなりました。過去の豊岡市での飛来記録を調べると、1972年11月に城崎町での確認情報が「但馬野鳥の会」の会誌に記載されていました。当時の飛来個体はメスとされており、今回のオス個体の飛来は豊岡市では初めての記録になるのかもしれません。

渡りの季節、とくに海辺には珍しい鳥が時々目撃されて、野鳥ファンを驚かせてくれます。

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