近年、全国各地で甚大な洪水被害が頻発していることを踏まえ、洪水氾濫による人的被害の軽減を図ること等を目的として、改正された水防法（平成27年7月施行）に基づき、令和2年5月29日に兵庫県から岸田川水系等の想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域図等が公表されました。

　岸田川水系等の「想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域図等」
　岸田川水系等の「計画規模降雨による洪水浸水想定区域図」

■想定最大規模の降雨による洪水浸水想定区域とは
　洪水浸水想定区域とは、水防法第14条第1項の規定により、対象とする河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域です。今回公表された洪水浸水想定区域は、平成27年の水防法の改正を受けて、従前の河川整備の基本となる計画規模降雨（1／30～1／100年確率規模※1）と、新たに想定最大規模の降雨（1／1000年確率規模以上※2）による洪水浸水想定区域が公表されました。
　※1　計画規模降雨による洪水浸水想定区域についても、雨量の見直し、最新の地形データや河川整備状況などを
　　 踏まえ、あらためて作成され、今回公表されました。
　※2　1000年毎に1回発生する周期的な降雨ではなく、1年の間に発生する確率が1／1000（0.1％）以上の降雨です。

・今回公表された洪水浸水想定区域等

ー新規

新規

・洪水想定区域の算定に用いた雨量