たじまのしぜん

J0363

J0363
平成18年9月23日、円山川大磯の河川敷から放鳥されるも、草原にへたり込んでしまい、保護され、再び放鳥された。
放鳥約1ヵ月後には他の放鳥コウノトリたちが、すべてコウノトリの郷公園に舞い戻ってしまったが、J0363のみは自立している。神美地区、小坂地区、中筋地区を中心に定着しており、現在は小坂平野を中心としているようである。ねぐらは知らない。

小坂平野は、ほ場整備はされているものの、かなり古い時期と思われる(昭和40から50年代)。それでも、基幹排水路、排水路、田面はそれぞれ分離されているため、生き物の生息環境は良くない。しかし、水路には常に水はあるようで、小魚やドジョウなどはいる。

コウノトリの餌は、12月まではバッタ類がいるが、冬場が一番心配されている。しかし、J0363を見ていると、それなりにドジョウや越冬中の水生昆虫などを食べているようだ。

以前は、コウノトリは狭い水路には入らない、周りが見えない状態では危険なため餌は採らない、と言われていた。しかし、ハチゴロウの行動から水路でも採餌できることが明らかになった。J0363も時々首を伸ばして警戒しながら狭い水路内で行動している。

J0363の頭部から首にかけては汚れている。採餌の努力のためだ。
なぜ郷公園に帰らないのか。帰り方が分からないのか。放鳥時のショックのために、他のコウノトリたちと一緒におれなくなったのか。
今年の冬は雪が少なくて暖かい日が多い。J0363は3歳のメス。若くして苦労している。野生の厳しさが漂っている。

写真は平成19年1月3日 小坂平野

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