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キュウシュウコゴメグサ再発見

2022年9月

キュウシュウコゴメグサ ハマウツボ科

キュウシュウコゴメグサとはこんな植物です。

以下は兵庫県版レッドデータブック2020(植物・植物群落)を元にしています。

本州(近畿以西)、九州(北西部)に生育。兵庫県では東播磨、西播磨、但馬、丹波に記録がある。草原に生える一年草。葉は卵形で鋸歯は鋭くとがり、萼は短く、花冠の長さは萼の2.5-3倍。現存が確認できているのは但馬と西播の草原1ヶ所だけ。2020年版でBランクからAランクに変更。生育地である草原の保全が重要。(保全と同時に管理方法が重要)

但馬では、温泉町、村岡町、日高町、関宮町、朝来町、生野町の標本が人博にあります。

 

2023年10月

2023年6月

種子を博物館に送らねばと思ったのは2018年頃です。兵庫県の環境課に採取の許可を申請したものの偶然出会えば採っておこうというおまけ扱いをしていました。

別の植物の保護柵のメンテをしていて1株だけですが幼株も見つけました。この株は結局開花に至らずに枯れたのですが、まあ、探せばあるに違いないと思いました。

さあ、今度はキュウシュウコゴメグサです。知人のHPに立派な写真があったので場所を教えていただいたのが2020年です。見に行きましたが、見当たりません。それから3、4名が懸命になって探しました。2020年、兵庫県から姿を消した? 状態でした。

2023年10月

ようやく見つかったのが2022年です。見つけたのは私ではありません。太平洋側から何度も通ってきてくださった方です。

場所を教えてもらって種子を採取するために何度も通いました。

果実 2023年10月

種子が採れました。博物館、植物園に送りました。

実は、キュウシュウコゴメグサは一年草である上に半寄生というやっかいな植物なのです。現地ではススキなどに寄生している可能性が高いと思われます。

博物館ではイネ科の植物を植えて、そこに種子を播いていただき無事発芽しました。狙い通りにイネ科の植物に寄生もしました。いい感じと思っていたのですが、この夏の猛暑で枯れました。

というわけで今年も再び種子を採取しました。次は博物館に頑張っていただきましょう。

ウメバチソウが残るような場所に生育するのだろう

ススキの穂が盛んに出るような場所には生育できない。手前のような場所には可能性がある。

花期に草刈りをされると種子ができない。手前は何故か刈り残されている。

現地で生きながらえるのが一番なので、草原管理について関係者の皆様と工夫を重ねたいと思います。

可愛いからとこの植物を持ち帰って栽培しようなどとは思わないでください。専門家でもまだ栽培方法を試行錯誤しています。絶滅への最後の一押しになってしまいます。

運良く発見された時にはご一報ください。

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