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ヤナギハナガサ、アレチハナガサ

ヤナギハナガサ

ヤナギハナガサ・アレチハナガサ クマツヅラ科

ヤナギハナガサはもともと園芸植物として栽培されていました。バーベナと呼ばれる仲間の1種です。

ヤナギハナガサは夏から秋に茎の頂に花序を出し、紅紫色で先が5つに割れた長さ1cmほどの筒状の花を密につけます。なかなか目立つ花なので園芸植物なのは納得です。日本では1950年代くらいから野外でみられるようになってきています。私がはっきりと気づいたのは円山川の丸石河原で、2010年頃のことです。「庭から逃げてきたのかな」と思ったのを覚えています。当時は本業が忙しくて外に出ることが少なかったのでヤナギハナガサが豊岡市に入ったのはそれよりもかなり前なのだろうと思います。

ヤナギハナガサ

アレチハナガサ

初めて見たとき、河原にはヤナギハナガサの近くによく似た植物が生えていました。花は淡い色で二回りほど小さいですが、どう見ても同じ仲間でした。これがアレチハナガサでした。こちらは花が目立たなく雑草然としていました。日本ではアレチハナガサは、1970年代くらいから野外で見られるようになっています。

 

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2020年時点で、ヤナギハナガサは河川敷や市街地の道ばたに見ますが、大きな群落は見ません。アレチハナガサは、道端や荒地や河川敷に大きな群落を作っているのを見ます。花の時期には識別が容易な両種ですが、花がない時は、茎を触ってみましょう。ヤナギハナガサの茎には、剛毛、腺毛、細軟毛が密生していますので、心地よい(?)手触りがします。アレチハナガサの茎は、剛毛がまばらに生えているだけなので、物足りない(?)手触りです。

ヤナギハナガサ

アレチハナガサ

両種の間には茎を切ると歴然とした違いが見られます。

ヤナギハナガサは、茎が中空です。四角い穴が空いているのです。

アレチハナガサは、茎が中実です。こっちはつまっています。

 

アレチハナガサには、ダキバアレチハナガサという本当によく似た種がありますが、ここ2月間に但馬で出会ったのは、全てアレチハナガサでした。

 

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