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ハルトラノオ 短いけれど虎の尾

ハルトラノオ タデ科

ハルトラノオは山地の落葉樹林の木陰に生育する多年草です。豊岡では山地の中を流れる渓流から少し離れた林縁あたりでみることが多いように思います。ハルトラノオを最初にみた頃は、そんな環境に行けば結構みられましたが最近はなかなか出会えません。私にとっては、春の到来を感じさせてくれる植物の一つです。

ハルトラノオは高さが10cmほどの植物です。高さの割には大きな葉をつけます。白い花からおしべが飛び出しているのがみえます。おしべは赤黒い色をしていて目立ちます。花びらのようにみえるものは顎です。

ハルトラノオの花期は4~5月とされていますが、今年は大分早いようです。3月20日には一部、終わりかけている花もありました。

イブキトラノオ 長野県で撮影

トラノオというのは花の様子から来ています。花序が虎の尾のようにみえるということから来ています。ハルトラノオはタデ科のイブキトラノオ属の植物ですが、イブキトラノオは花序が長くて立派な尾にみえます。確かに虎の尾ですね。一方、ハルトラノオはウサギの尾でしょうか。

トラノオという名前を含む植物はたくさんあります。花序や姿形が細長いものにはしばしばトラノオがついています。但馬ならヌマトラノオ、オカトラノオ、トラノオシダが身近にあります。また、花壇にはハナトラノオ(カクトラノオ)がよく植わっています。

ハルトラノオにはよく似たオオハルトラノオという変種があります。『兵庫県産維管束植物』にはオオハルトラノオはありませんから兵庫県のものはハルトラノオということになっています。

ハルトラノオは福島県以南の本州の太平洋側および山口県、四国、九州に分布し、オオハルトラノオは富山県から広島県のおもに日本海側に分布するとされています。分布的には但馬のものはオオハルトラノオであってもおかしくありません。

両変種は開花期の根生葉をみることで区別できます。オオハルトラノオは、葉身が卵形~三角状卵形で、基部は切形~浅い心形になりますが、ハルトラノオは、楕円形~長楕円形または卵状楕円形で基部がくさび形になります。写真の葉は、どちらとも言えそうな葉です。今回はみることを遠慮しましたが、根茎には大きな違いがあって、それをみれば確定すると思います。次はそっとのぞいてみたいと思います。どっちなんでしょうね?

両変種ある県もあるようですし、但馬内を広くみていかないといけないようです。

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