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巨木の保護は難しい

豊岡市には、兵庫県で一番太いという巨木が何本かあります。
近年、そのうちの2本が失われました。
 一本は無名な木で、もう一本は、いろいろな指定を受けている有名な木でした。
 有名無名にかかわらず巨木を守るというのはなかなか難しいものです。

2004年3月
 この木は、コゴメヤナギです。稲葉川の左岸に生えていました。
 川岸のこんな場所に、こんな大きな木が伐られることもなく生えているのは珍しいことだなと思ってみていました。離れたところから見ている分には、それほど大きく感じられなかったので、私は別の木がナンバーワンだと思っていました。しかし、やっぱり実測してみるものです。何事にも手を抜かない知人が測られて、幹周り3m20cmと分かりました。私が一番と思っていた木は、3m10cmでしたので、この木がナンバーワンになりました。その後も育ったようで『ひょうごの巨樹・巨木100選』では、それぞれ、3m45cmと3m30となっています。

2006年12月
 
 思い込みでそれほど大きくないと思っていた木でしたが、台風23号のあとでその大きさを実感させることが起きました。枝に200Lのドラム缶が引っかかったのです。そのまま何年間もその状態が続いたので、気づかれた方も多いと思います。大きなドラム缶が小さな缶のように見えました。それだけ木が大きいということです。
 その木は、今はありません。河川の工事で伐られてしまったのです。その辺りは、台風23号で大きな被害を出した場所です。稲葉川は、円山川との合流点が付け替えられるなど大規模な改変が行われました。水際に近いこのコゴメヤナギの巨木が存続できる余地はありませんでした。
 何と言っても兵庫県ナンバーワンのコゴメヤナギです。幾つかの施設に材の一部でも引き取ってもらえないものかと尋ねてみました。しかし、どこからもよい返事はいただけませんでした。

2004年11月
 これは、私がナンバーワンと思っていた塩津の白石神社のコゴメヤナギです。雌の木です。左側がコゴメヤナギで、右側はイチョウです。どちらも巨木です。稲葉川のコゴメヤナギが伐られてしまったので、現在、兵庫県一の木です。

2004年11月
 この木も台風23号で大きな影響を受けました。
 強風で大きく折れてしまったのです。姿のよかった木が、無惨な姿になりました。
 幸いなことに、兵庫県有数の木であることを区長さんにかねてから話していたこともあり、伐採するという意見を退けていただけ、樹木医による治療を受けることが出来ました。

2005年2月
 もう1本の幻のナンバーワンは、名色のイロハモミジです。兵庫県の郷土記念物、豊岡市の天然記念物でした。
 年々、弱り、2010年に枯死しました。

2005年11月

2008年6月
 巨木というのは、地上高1.3mのところの幹周りが3m以上の木をいいます。直径が1年間に1cm大きくなるとしても幹周りが3mになるには100年ほどかかります。もちろん現実には、そんなに早く大きくはなりません。私の父が生まれたときに植えられたという85年生のヒノキがありますが、たいした太さではありません。巨木というものがいかに長い年月をかけて育まれてきたのかが分かると思います。
 先の先の、そのまた先の世代のために巨木を残したり、新たに育んでいきたいものだと思います。

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