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オギ 私はススキじゃありません

オギ イネ科

円山大橋上流左岸。これはオギ原。
 
 円山川の下流域に住んでいて、R312を利用している人でオギを見たことがない人はきっといないと思います。でもそれをオギだと思って見ていると思っている人はほとんどいないと思います。まず間違いなく、ほとんどの人はその植物をススキだと思っています。
 ひょっとしてそれは、河川敷に生えている白い穂の植物と思った人はなかなかよく分かっている人です。あの植物はススキではありません。オギというよく似た植物です。

神鍋山のお鉢。これはススキ。
 オギは、河川敷(高水敷)のような環境に生える植物です。オギは、地下水位が高くて、砂や粘土が混じっている土壌の場所に生育します。さらに水分の多い河川側にはヨシが生えます。逆に乾燥した陸側にはススキが生えます。堤防になるともうほとんどがススキです。堤防を越えて町側になるとまず間違いなくススキです。最近は、耕作放棄された水田が結構ありますので、川から離れてもオギは生えていますがそれほど多くはありません。山に行くと完全にススキです。

これは株状なのでススキ。
 生えている場所だけではよく分かりませんね。見分け方を紹介します。
 まずは、生え方です。ススキは水田のイネのように株になって生えます。オギは株のようにかたまらずに茎が間を開けて生えています。

これは間が開いているのでオギ。
 穂についている毛の色も違います。オギは白です。ススキには少し汚れた白です。離れてみても明らかに違います。純白はオギ、くすんでいたらススキです。上の2枚の写真でも色の違いはよく分かると思います。
 近づいてみるとさらによく分かります。ススキやオギの穂は、小穂(しょうすい)と呼ばれる小さな部分に分けられますが、その様子が違います。
ススキ;毛は短い。先にとがった針状のもの(芒;のぎ)がある。
オギ ;毛は長い。芒はない。

針状の芒があるのでススキ。

芒はない。毛は長いので、オギ。
 慣れてくるとヨシ、オギ、ススキは遠くからでも識別できます。それぞれ生育環境が違いますので、逆に言うと、同じ平面にそれぞれが生えている場合、その場所の環境を推察することができます。
ヨシ;水が溜まっている。地下水位が非常に高い。地面が低い。
オギ;水はない。地下水位が高い。地面が比較的高い。
ススキ;地下水位は低い。地面が高い。乾燥している。刈り取りが行われている。(オギは刈り取りに弱く、適した環境であっても刈られるとススキに代わられてしまう。)

手前が汚れた白なのでススキ。後方は白いのでオギ。手前が川だが、手前側の方が人の影響が強いのでオギは生育できないと思われる。
 近年、放棄水田や道路の法面などにオギが増えています。これは人の管理が行き届かなくなってきていることを表しています。

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