たじまのしぜん

ニリンソウ

但馬のアネモネ属(イチリンソウ属)で一番群生するのがニリンソウです。ニリンソウは山地に入ると湿ったところによく見られます。

名前の通り2輪の花をつけることが多いですが、二つのうちの一つがつぼみのことがよくあります。中には、花が一つや三つのものもあります。

花弁(正しくは花弁ではなくて萼片;がくへん)は白で5枚ですが、中にはピンクを帯びるものや八重になるものがあります。ピンクのものにはウスベニニリンソウ、半八重のものには銀杯一花(ギンサカヅキイチゲ)という名前がついています。

但馬では利用されてきたことはありませんが、北海道では主要山菜の一つです。ニリンソウはキンポウゲ科の植物ですので毒があります。しかしその毒は水溶性で、量も少ないので湯がくことで毒が抜けて食べられるようになります。それでも毒の全てが抜けるわけではありませんからたくさん食べたりしないでください。もちろん生食はだめです。

ニリンソウが群生するのは、地下茎で増えるからです。
 地下茎に貯めてある栄養分使って、他の植物たちが育つ前の春先に一気に葉を展開し、日光を存分に浴びて一年分の栄養分を生産します。他の植物が大きくなり始める晩春には短期集中で作った栄養分を地下茎に貯めて、地上部を枯らせてしまいます。

私たちはこの短い間に大活躍する葉を山菜として利用するのです。ニリンソウにとっては大変な迷惑な話です。葉をたくさん摘んでしまうとその株を枯らすことにもなります。但馬では味見程度の利用がよいと思います。
 食べるときに気をつけることがもう一つあります。ニリンソウの葉は、猛毒のトリカブトによく似ています。トリカブトを間違えて食べると命にかかわることもあります。

これが、トリカブト

これは、ニリンソウ
 慣れればニリンソウとトリカブトを間違えることはありませんが、一般の方には区別できないと思います。両種はやっかいなことに全く同じ場所に生えていることがしばしばあります。確実な区別の仕方はこうです。
 白い花が咲いている株の葉を摘む。
 トリカブトの花は秋に咲きますし、色は紫です。白い花なら間違いなくニリンソウです。
 中には写真のような大群落もありますが、ここは土地をお持ちの方が世話をされているのだと思います。素敵な場所です。

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